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麻しん(はしか)に注意しましょう

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記事ID:0035552 更新日:2024年3月15日更新

日本国内で麻しん(はしか)が発生しています

令和6年3月現在、日本国内においても、大阪府や東京都において、海外からの輸入症例を契機とした国内における感染事例が報告されています。今後、さらなる輸入症例や国内における感染事例が増加する可能性がありますので注意してください。

※母子健康手帳紛失等で、これまでの接種歴が不明な方はお問合せください。
 定期予防接種の接種歴は住民票のあるところで原則5年保管いたしますが、5年以上経過しても接種歴がわかる場合があります。

麻しんの主な症状は

  • 麻しんウイルスに感染して10~12日後に、発熱や咳などの症状が現れます。
  • 38℃前後の発熱が2~4日続き、倦怠感、上気道炎症状(咳、鼻水、くしゃみなど)、結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。
  • 発疹が現れる1~2日前ごろに口の中の粘膜に1mm程度の白い小さな斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は麻しんに特徴的な症状ですが、発疹出現後2日目を過ぎるころまでに消えてしまいます。
  • コプリック斑出現後、体温はいったん下がりますが、再び高熱が出るとともに、赤い発疹が出現し、全身に広がります。
  • 発疹出現後、3~4日で回復に向かい、合併症がない限り7~10日後には主症状は回復しますが、免疫力が低下するため、しばらくはほかの感染症にかかると重症になりやすく、体力などが戻るのに1か月程度かかることも珍しくありません。
  • 麻しんに伴って肺炎、中耳炎、脳炎などさまざまな合併症がみられることがあります。
  • 特に脳炎は、頻度は低い(1000人に1人)ものの、死亡することがあり注意が必要です。
  • 10万人に1人の割合ですが、感染発症の7~10年後に重症の亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という知能障害や運動障害を引き起こす合併症を発症することもあります。

予防

  • 治療法は症状に対する対症療法のみでウィルスに対しての特別な薬はありません
  • 空気感染のため、マスクや手洗いだけではふせぐことができません。(2023.5の感染事例では新幹線の同車両内で感染しています)
  • 麻しんの予防には、ワクチン接種が最も有効です。(※)

※一度の予防接種で90%以上の方が免疫を獲得できると言われていますが、一度で免疫がつかない場合、予防接種後自然に抗体価(免疫力)が下がる場合があります。そのため、現在の定期接種では1歳と年長児と、2回の定期接種の機会が設けられています。

ワクチン接種状況【母子手帳等で接種の状況やり患状況を確認してみましょう】

 年代 ワクチン接種状況
 昭和47年度以前生の方  定期接種は行われていませんでした。1966年から任意接種として麻しんワクチンを受けることができました。自然に麻しんに感染していたかもしれない世代でもあるので、免疫がある方とない方がいます。
 昭和48年から平成元年度生まれの方

定期接種1回の世代です。麻しんの免疫が低い可能性があります。

感染歴がない方や不明な方で1回接種の方は、2回接種をお勧めします。

 平成2年度生まれ以降の方  定期接種2回接種の世代です。母子手帳を確認の上、接種が行われていない場合は、ワクチン接種をお勧めします。

流行地に行く場合等は特に注意が必要です

成人であっても麻しんに感染します。海外渡航前、麻しん流行地域への渡航予定がある方など感染の危険性がある方は、過去の予防接種歴(感染状況)を確認し、かかりつけ医にご相談のうえ、必要があれば予防接種をうけることをおすすめします。

 

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