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四国中央市特産物「さといも」の紹介

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記事ID:0001638 更新日:2020年9月7日更新

名物「いもたき」

主に9月~3月にかけて収穫され、9月中は関川河川敷で名物「いもたき」が開催されます。

産地概要

 四国中央市は、平成16年4月1日に2市1町1村が合併して、新しい市政がスタートしました。市は、まさに四国の中央、愛媛県の東端に位置し、東に香川県、徳島県、南に高知県に接し、北は燧灘に面します。

 交通は、JR予讃線、国道11号線および松山自動車道が東西に走るとともに、高知・徳島自動車道とも連結しており、四国の交通の要衝となっています。

 四国中央市は中央部を東西に走る法皇山脈により嶺北地域と嶺南地域に区別され、嶺北地域は果樹・水田畑作地帯、嶺南地域は山間畑作地帯です。

 嶺南の気候は平均気温12.9℃、降水量1,700mmで銅山川水系にはダム整備がなされています。嶺北の気候は平均気温15.4℃、降水量1,300~1,400mmで温暖少雨な瀬戸内気候です。地質はほとんどが結晶片岩、頁岩からなる沖積層の土壌となっています。

 このように気候は好条件ではありますが、日本三大局地風の1つである「やまじ風」と言う暴風が春と秋に吹きます。この風は、最大瞬間風速40mを越える時もあり、農作物や家屋に大きな被害を及ぼすことが少なくありません。

 そのような気象条件の中、当地区においては自然と地下系の作物、里芋・山の芋の栽培が定着しました。なかでも、里芋の栽培の歴史は古く、文献によると江戸時代初期から、すでに商品作物であったとされています。戦前までは「青軸」または、赤芽などの在来品種が中心でしたが、戦後、食料増産と共に、収量が多く見込まれる「女早生」と言う品種が当地方に拡大、定着しました。そして、里芋・山の芋の栽培面積が急激に増えだしたのは、昭和45年以降の水稲の減反政策による転作の強化によってです。

 当地区の農業以外の産業では、紙関係の産業が盛んです。川之江・三島地区の臨海部には、数多くの製紙工場や紙関連加工所があり、労働力の受入れ場所が潤沢にあります。このため労働力の多くはこういった工場に働きに行くため、ほとんどの農家は兼業農家で、農作業の中心は、女性と昭和一ケタ生まれの高齢者です。加えて、前記しましたように、当地区が交通の要衝であるために、都市化が年々進んでいて、農地面積は少しずつ減ってきています。そのような中でも、当地区は、水稲・山の芋・里芋の輪作体系がしっかりと確立しているために、里芋の栽培面積約200ヘクタール、生産量約5,000t、山の芋の栽培面積約50ヘクタール、生産量約750tを維持しています。