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書道パフォーマンス甲子園とは

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記事ID:0001067 更新日:2020年9月7日更新

1. ~紙のまちならではの書道大会~書道パフォーマンス甲子園が始まったきっかけ

不況の影響で活気を失っていた我がまちを盛り上げようと、愛媛県立三島高等学校書道部員たちが、平成13年頃から、高校の文化祭や地元のイベントなどで音楽にあわせて大きな紙に歌詞を揮毫する「書道パフォーマンス」を始めました。
そして、平成19年からはショッピングモールで披露するようになり、それに注目した行政や地元の祭り「紙まつり実行委員会」が、同イベントで披露することを同部に依頼したのをきっかけとして、平成20年夏、第1回書道パフォーマンス甲子園が四国中央紙まつりのイベントの一つとして開催されました。

2. ~映画公開をきっかけに~盛り上がりを見せる全国大会

書を競い合う全国大会形式で始まった本大会。
平成20年の第1回大会が3校、平成21年の第2回大会が5校と参加校が増える中、このイベントにテレビ局が関心を持ち、その様子が全国で放映されました。
そのことで人気に火がつき、平成22年5月には本大会がモデルとなった「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」が公開。

「書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-」はこの実話をもとにした映画の画像

「書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-」はこの実話をもとにした映画

この思いがけない追い風に、平成22年の第3回大会は応募が18校に急増。
初めて予選審査を行い12校が本戦に出場しました。
第4回大会以降も拡大を続け、第7回大会からは予選に地方ブロック制度を導入、着実に名実共に全国大会としての地位を確立してきました。
そして、令和元年に開催された第12回大会では、35都道府県106校から応募があり、選ばれし20の高校が四国中央市で書道パフォーマンス日本一の座を争いました。

3.6分間の熱い戦い。果たしてその結果は・・・。

本戦当日、会場は大勢の観客で埋め尽くされます。
「お願いします」の掛け声と同時に、1チーム12名までの選手が、音楽に合わせて6分間という限られた時間で縦4メートル×横6メートルの紙に作品を書き上げます。
勢いよく書きあがった作品が掲げられると会場からは、どよめきと共に歓声と拍手が沸き起こります。

そして、結果発表。
選手たちは、緊張した面持ちで結果を待ちます。
賞が発表されるたびに、喜びの笑顔があふれる反面、悔しさの涙を流す様子も。
その結果は、選手たちにとって悲喜こもごも。

しかし、最後にはやり遂げた満足した笑顔で会場を後にします。
来年こそは・・・と決意を胸に。

4. ~大会を支える人たち~学校・地域・企業・行政などが一体となって

練習用紙や本番用紙、紙製品等の参加賞や、入賞校に贈られる副賞に加え、熱中症対策に配られる飲料水などは、地元を含めた協賛企業・団体が無償提供。
また、当日運営は、高校生ボランティアも含めた約180名が支えるほか、そのうち四国中央市内3校に通う約70名の高校生は、「高校生企画員」として大会の9か月も前から主体的に準備に携わります。大会開催の周知活動や、全国から来られる選手や観客の皆様をおもてなしするため、高校生らしい発想と機動力で大活躍する高校生企画員の皆さんも見逃せません。
この地域ぐるみの取り組みが評価され、第3回大会後に(一財)地域活性化センターの「第15回ふるさとイベント大賞」優秀賞を、第7回大会後に(公社)日本サインデザイン協会の「Sda賞」特別賞を受賞、第11回大会後には、(一社)愛媛県発明協会の「戦後愛媛のイノベーション30選」に選定されました。

5. 大会の歴史

第1回

・平成20年7月、四国中央市における夏祭りの一つ「紙まつり」のイベントとして川之江商店街で開催
・参加校3校、観客延べ300人

第1回優勝:愛媛県立三島高等学校

第2回

・申込5県5校
・大会後、映画「書道ガールズ」公開

第2回優勝:広島県立五日市高等学校

第3回

・申込11都府県18校 (本戦出場12校)
・総務省「第15回ふるさとイベント大賞」優秀賞受賞
・会場を川之江商店街から川之江体育館へ変更
・DVD予選審査の導入

第3回優勝:大分高等学校

第4回

・申込11都府県21校(本戦出場15校)

第4回優勝:大分高等学校

第5回

・申込18都府県32校 (本戦出場19校)
・震災特別枠を設定し、東北の3校を本戦へ特別招待

第5回優勝:鳥取県立鳥取東高等学校

第6回

・申込26都道府県51校 (本戦出場20校)
・会場を川之江体育館から伊予三島運動公園体育館へ変更

第6回優勝:大分高等学校

第7回

・申込33都道府県72校(本戦出場20校)
・予選審査に地方ブロック制度を導入

第7回優勝:愛媛県立三島高等学校

第8回

・申込34都道府県84校(本戦出場21校)

第8回優勝:香川県立高松商業高等学校

第9回

・申込34都道府県96校(本戦出場21校)

第9回優勝:香川県立高松商業高等学校

第10回

・申込37都道府県105校(本戦出場21校)
・熊本地震復興支援枠を設定し、熊本県立御船高校を特別招待

第10回優勝:福岡県立八幡中央高等学校

第11回

・申込37都道府県116校(本戦出場20校)
・(一社)愛媛県発明協会が、愛媛県で成長し、経済発展に大きく寄与した30のイノベーションブランド「戦後愛媛のイノベーション30選」に本大会を選定

第11回優勝:福岡県立八幡中央高等学校

第12回大会

・35都道府県から106校の申込。(本戦出場20校)
・キッチンカーなどの食のブースの充実
・高校生による愛媛新聞へ連載寄稿を行ったPR活動
・観客延べ6,500人

第12回優勝:長野県立松本蟻ヶ崎高等学校

第13回大会

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止