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四国中央市内の指定文化財・登録文化財

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記事ID:0001988 更新日:2020年9月7日更新

市内の指定・登録文化財には、国指定・県指定・市指定のそれぞれの指定文化財に加え、緩やかな保護措置により守り伝えていく国登録文化財があります。

ここでは四国中央市内に所在する国指定文化財、真鍋家住宅(国指定 重要文化財)・宇摩向山古墳(国指定 史跡)・下柏の大柏(国指定 天然記念物)について紹介します。

※「四国中央市の文化財」にジャンプします。

真鍋家住宅

香川県境に近い標高約250mの切山地区にある。
敷地は南に小高い山地を背負い東西に細長く、主屋は敷地の南よりに北面して建っている。主屋は桁行5間(10.3m)梁間3間(6.1m)寄棟造、平屋建、茅葺、平面積58.59平方メートルで、間取りは「中ねま三間取り」、つまり土間(ニワ)にそって2室(マエとオク)、その奥に8畳のザシキをとる三間取りの型である。建築は江戸時代中期(17世紀中ごろ)のものとされ、民家としては愛媛県はもちろん、全国的に見ても非常に古い遺構である。しかも、妻側と裏側は総て土蔵塗り籠めとした閉鎖性の強い形式で、この型は四国では東予を中心とする地方の民家の祖型として重要である。

指定日:1970(昭和45)年06月17日
所在地:金生町山田井2030-2

宇摩向山古墳

古墳時代終末期の横穴式石室墳で四国でも最大級の巨石墳である。単一墳丘上に緑色片岩を用いた2基の石室が南面に平行して開口しており、所謂一墳丘二石室墳と考えられる。1号石室はほぼ完存しており、奥壁と両側壁が共に一枚石で形成されている。
全長11.4m(玄室4.0m/羨道7.4m)、幅は玄室で最大2.48m、羨道で最大2.54mであり、高さは玄室で最大2.42m、羨道で1.59mを測る。2号石室は現在埋没状態だが、露出している石材等からは1号石室よりもさらに巨大な石室であることが容易に想定でき、全長約14.3m以上、高さは玄室では3.8m前後と考えられる。また、墳丘は東西70m、南北46mを測り、四国最大にして全国屈指の長方形墳であることが近年の調査により明らかになっている。

指定日:2011(平成23)年09月21日
所在地:金生町下分乙18-2

宇摩向山古墳のさらに詳しい内容はこちらから<外部リンク>

下柏の大柏

この木は根回り14.3m、目通り8.34m、樹高約14mで樹齢1,000年を越すと言われ、古くから下柏の大柏、通称柏の木(はくのき)として知られる巨木である。元来イブキは成長が遅く、このような巨樹になるためには極めて長い年月を有するものである。この木の所在地の地名(柏村)は、この巨樹に由来する。
主幹は約30度西に傾斜しつつ右回りにねじれながら直立し、地上4mから5m付近で5幹に分岐している。枝張りは東西22m、南北15mである。主幹下部に空洞があり、内部に天明3年(1783)寄進の地蔵菩薩像が安置されている。

指定日:1924(大正13)年12月09日
所在地:下柏町1440