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着衣着火に注意しましょう!

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記事ID:0024968 更新日:2022年2月24日更新

着衣着火とは

 調理中にガスこんろの火が接触するなど、何らかの原因で身に着けている衣服に火がついて燃え上がることを「着衣着火」といいます。特に袖口から着火する場合が多く、一瞬にして衣服全体に火がまわる現象(表面フラッシュ現象)などもあります。腹部などから燃え出すと重度のやけどや死亡に至る可能性があり大変危険です。
 「着衣着火」は、ちょっとした不注意で誰にでも起こりうる現象で、大変危険であるにも関わらず意外と知られていません。

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着衣着火に関するデータ

 総務省消防庁によると、平成27 年から令和2年までの6年間で火災により6,944 人の方が亡くなっており(放火自殺者等を除く)、そのうち、着衣着火により亡くなった方は572 人(約8%)で、そのうち8割以上が65 歳以上の高齢者(493 人)となっています。
 年別では、火災による死者数(放火自殺者等を除く)は毎年約1,200 人で推移し、着衣着火による死者数は100 人前後となっています。
 高齢者の割合が多い原因として、判断力や運動機能の低下に加え、視力の低下により火が見えにくくなることが要因のひとつとしてあるようです。

 四国中央市でも今年度、2件の着衣着火事案が発生しています。

事故事例

・食事の支度中、着ていたブラウスのひらひらした袖に着火した。
・薪で風呂の湯を沸かそうとした際、炎が衣服に着火した。
・トイレ後にアルコール液を使用して、アルコール液がズボンに付着したことに気付かず、電気ストーブの前に座っていたら着火した。
・野焼きをしていたところ、ガスバーナーの火がズボンに着火した。
・仏壇のろうそくに火を着け、供え物の花を替えようとしたところ、ろうそくの火が服に着火した。
・たばこの火がズボンに着火した。
・公園で手持ち花火をしていたところ、スカートに火が着火した。

予防のために

・火気の取扱いには十分に注意し、火を扱う時は近づき過ぎないようにしましょう。
・調理を行う際は燃えにくい防炎加工されているエプロンやアーム(腕)カバーなどを着用しましょう。
・火を取り扱うときは、襟や袖が広がっている衣服は着火しやすいので避けましょう。
・鍋等の底から炎がはみ出さないよう、ガスこんろは適切な火力に調整しましょう。
・仏壇でのろうそくの事故を防ぐためにも、LED を使った仏壇用のろうそくや線香の使用を検討しましょう。
・高齢者や子どもが火を使う場合は周囲の人が注意を払いましょう。

対処法

・服がすばやく脱げる場合は衣類を脱ぎ捨てましょう。
・水をかけて火を消しましょう(水道水、洗い桶の水、浴槽の水、花瓶の水、ジュースなど)
・水がない場合は、走り回らず、燃えているところを地面に押し付ける様に、その場で倒れこみ、転がって消火しましょう。
 これはストップ、ドロップ&ロールと言って、アメリカの消防士が考案した消火方法です。
  (1)ストップ(止まる):走り回ると火の回りが速くなります
  (2)ドロップ(倒れる):立っていると、炎が頭側に延焼し、頭部や気道を熱傷する恐れがあります
  (3)ロール(転がる):手で顔を覆うようにして、左右に転がり火災を窒息消火させます

しこちゅ

このページに関するお問い合わせ先

 四国中央市消防署 西分署
 〒799-0712 愛媛県四国中央市土居町入野178番地の1 Tel:0896-28-7119

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