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令和3年度 施政方針(前編)

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記事ID:0016700 更新日:2021年3月2日更新

 令和3年度の施政方針と議案の概要等について説明を申し上げます。
 今日から3月議会が始まります。私にとりましては、この議会が2期目の最後の議会となります。これまでを振り返りますと、私自身、四国中央市市民9万の一体感の醸成を基本とし、これは前任である井原市政からの原点であり、このことをもって、各分野の懸案事項について、常に前を見ながら、全力で取組を進めてまいりました。途中、案件によりましては、紆余曲折もありましたが足踏みをし、たまには後退しているのではと思うことがありましたが、議員各位及び市民のご助力を頂きながら、少しずつではありますが、一歩一歩、何とか前に進んでいるのではないかと思っております。しこちゅ~ホールの建設や小中学校の空調設備の整備において、議員の皆様に背中を押していただき、前に進めたと思っております。
 私からは、四国中央市が新年度において取り組む重要案件について、私の方から申し上げさせていただきます。
 まずは、新型コロナウイルスワクチン接種についてでございます。先程も少し触れましたコロナウイルス対策の決め手とされておりますワクチンの先行接種が、既に始まっております。短期間において、多くの国民が接種を行うという前例のない国家事業であります。しかし、接種の実務を担う各自治体においては、現在、急ピッチで、その体制づくりが進められております。本市においても、2月から庁内の人員体制を強化し、一日も早くワクチン接種ができるよう、接種体制の整備を図りながら、接種に関する情報を市民の皆様にできる限り分かりやすく発信してまいります。報道で言われているワクチンの供給体制が国から入ってきていない不安材料がありますが、コロナ禍で不安を持っている市民の皆様に1日でも早く接種できるようにしていきます。
 次に、中核病院の整備につきましては、公立学校共済組合より、第一候補地であった三島医療センターの土地について、地盤調査の結果、液状化対策を講じることで病院の建設が十分可能であるとの報告を受けました。併せて、当該地を建設予定地として決定することも示されたことから、病院建設が一歩前進したものと認識しており、本市においても早期建設に向けた支援を行ってまいります。今後は、公立学校共済組合と綿密に協議を行い、一歩前に進めてまいります。
 次に、健康寿命等についてでございますが、近年の健診・医療・介護データの分析により、高血圧が、本市の健康課題として明らかになりましたことから、健康寿命の延伸を目指し、高血圧予防の取組を強化いたします。団塊世代が後期高齢者に達する2025年問題の対応として、糖尿病性腎症重症化予防やフレイル予防など、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に進めてまいります。
 また、誰もが住み慣れた地域で、互いに支え合いながら暮らして行ける地域づくりを進めるため、第3次地域福祉計画及び第3次障がい者福祉計画の策定に取り組みます。
 次に、防災・減災対策とライフラインの整備でございます。
 集中豪雨や台風災害、南海トラフ巨大地震などに備え、四国中央市地域防災計画を見直し、避難所での感染症防止対策や、要配慮者支援の充実を図るほか、四国中央市業務継続計画を改訂し、災害対応力の向上に努めてまいります。加えて、自主防災組織連絡協議会を中心に企業や関係機関と協力し、自助・共助の取組を進めてまいります。
 また、119番通報の受付から現場対応までの業務を適切かつ迅速に遂行できるよう、高機能消防指令システムの機器の一部を更新いたします。
 次に、水道事業につきましては、水道事業ビジョンに基づき、水源の新設や浄水施設の整備を進めるとともに、老朽化資産の更新や管路の耐震化を図り、災害対応の強化に取り組みます。また、将来にわたり安定した事業継続ができるよう、財政収支の改善と経営の効率化に努めてまいります。
 市民生活の向上と本市産業の発展に必要不可欠な国道11号川之江三島バイパスは、現在、国土交通省において調査設計が進められております。早期の全線開通に向け、引き続き、事業推進に取り組んでまいります。
 そして、折に触れて要望活動を行っている新法皇トンネルの早期整備につきましても、期成同盟会の要望活動の充実を一層図ってまいります。
 次に、未来を担う子どもたちの教育環境の充実についてでございます。
 愛媛県をはじめ、三島小学校保護者及び地域の皆様方のご理解・ご協力により、4月に県立新居浜特別支援学校みしま分校が開校いたします。今後は、市内特別支援教育のセンター校として、各小中学校と連携し、共生社会の形成に向けてインクルーシブ教育システムの構築を進めてまいります。
 国のGIGAスクール構想の実現に向けて、一人一台端末の配備が完了し、すべての小中学校で運用がスタートしております。新年度は、端末を効果的に活用し、コロナ禍における学びの保障はもちろん、主体的、対話的で深い学びを目指し、個別に最適化した学習を進めてまいります。
 また、松柏小学校放課後児童クラブは、利用者の大幅な増加に伴い、新たな施設を整備し、子育て環境の充実を図ります。