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国会議員
井原巧現参議院議員が、衆議院愛媛第3選挙区からの出馬を表明され、7月の参議院議員選挙には立候補しないことになった。
これには、個人の事情だけでなく、国、県、地元、また党派等々、さまざまな要素と思惑が絡んでいる。井原さん自体、もし参議院議員選挙が7月に終わり、衆議院の解散総選挙が無ければ、まったくの素浪人になる。その決断も大変なものである。いつあるか予想のつかない衆議院議員選挙に、退路を断って臨むのである。地方政治を私と一緒にやってきた井原さんが、将来は未定だが、参議院議員を辞することになるのに、一抹の寂しさは拭えない。
現職の白石衆議院議員は、熱心に本市の陳情案件にも取り組んでいただいている。解散総選挙が現実味を帯びてくれば、市政を預かる身として、いつまでも評論家のようなことを言っているというわけにはいかない。市長といえど、政治家の末席にいるわけであり、それなりの決断を求められてくるだろう。
平成31年4月1日
四国中央市長 篠原 実