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一人はみんなのために、みんなは一人のために
それぞれの年賀には、それぞれの思いがある。大方の人は、今年はコロナウイルスに関連しているのではないかと思う。感染された方も、関連した方も、治療された医療関係者も、そして我々のように行政関係者も立場は違えども、悲痛な思いでこの年を迎えたのではないかなと思う。感染された方が、一刻も早く健康を回復されることが、志念の第一である。
コロナと財政を思うと、ともすれば、逃げ出したくなる。できないことを夢想しても、仕方がないが神頼みである。財政は十分努力の余地はあるが、感染症はどうにもならない。一人ひとりが、当たり前のことを、当たり前すぎるくらい気をつけることである。ラグビーのスピリッツに「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という言葉がありますが、みんながその精神にすがってがんばるしかない。
それでも、知り合いの娘さんがお嫁にいって、今年になって元気な赤ちゃんをこの世に送り出してくれた。そんないい便りもあるのだ。今年生まれてくる赤ちゃんに笑われないよう、しっかり性根を据え直して、根性入れてがんばるしかない。豆まきにそんな思いを込めて‼
令和3年2月1日
四国中央市長 篠原 実