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こころのウイングを拡げて
今年に入り、私にとっては、重くつらい仕事がどっときた。関係者の心労は、相当なものがあるだろうと思う。それは、当事者にならなければわからないことがたくさんある。二度とあんな思いはしたくないという心情も含めてである。
家族5人が食べていくのに、お米一日二合もあればいいのに、なんでこんな苦労するんだ…苦しい家計や企業の資金繰りに困ったときに、そんなぼやきが出る。場所、時により、自分でも意外な展開をすることもある。ある年代まで生きてきた人なら、そんな経験3つや4つ抱えているだろう。
私の仕事を支えてくれている職員が、結婚して赤ん坊をこの世に送り出した。今、子育てを愛情いっぱい、命がけでがんばっている。
彼女たちに笑われないように、能(あた)う限りの努力をしなければ…と思う。
心だけは、いつも柔軟にね!
令和3年4月1日
四国中央市長 篠原 実