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春をこえて夏へ走り出そう
年度が変わり、気分一新となれば、大変いい。
しかし、この社会の仕組みは、そう簡単に変わらないことのほうが圧倒的に多い。
けれども、気分を変えるということもあり、何かが変化すると何かが変わることもある。
一人の人間が引きずっている事柄は信じられないくらいたくさんある。外部的変化に適応しようとして、必死に努力することもある。体調の変化で、ドクターから禁煙を命じられ煙草と縁を切った人もたくさんいるだろう。学校の卒業式もその変化の一つである。変化にはもちろん、人の生活を大きく変えることがあり、喜怒哀楽が集中することもある。そんな季節が春である。
いっぱい抱えきれない程の感情や溢れ出る程の感性を生み出し、はなやかな草花に囲まれ、夏に向けて走り出す。なるべく俯かないで、笑顔をつくって、遠くみつめよう!
令和4年4月1日
四国中央市長 篠原 実