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大変ありがとうございました
法皇山脈の西の峰に残雪が寒そうに残っている。
かつて、年があけて葉タバコの温床をつくる寝床に敷く枯れ落ち葉を取りに親父さんと山へ登ったことがあった。最初は、好奇心もあり元気一杯であったが、冷たさが痛みに代わり、涙がぽろぽろ出てきた。3時間くらいの間であったが、長兄がタオルを首に巻いてくれた。何も知らないで付いてきた末っ子が可哀そうになったのだろう。もうみんなこちらにはいない。西の山の雪を見れば、重なってくる心の情景である。
年度の終盤がきている。それぞれの人生の大半を公務員として奉職し、がんばってくれたみなさんに感謝である。人生そのものが一遍の小説であり、これからも続編が書けるように様々なことに挑戦してほしいと思います。
私も、肩に背負った仕事が行間をあけれるようがんばります。今後ともよろしくお願いいたします。
お世話になりました。
ご苦労様でした。
四国中央市長 篠原 実