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大河のしずく
今日は令和6年4月1日、新しい年度の始まりであります。
新しく公務員になられた人にとっては、記念すべき日であり、家族にとっては、特にご両親にあっては、特別の日かもしれない。社会人のまさに第一歩を踏み出していくのである。振り返れば今から、大河のしずくが始まるのである。うれしいことも、つらいことも、仏道のように自分の人生である。
でも今までも結構たくさんのことを経験している。それをクモの糸を扱うように、細心の注意を払いながら、自分の心に手繰り寄せてくるのである。
その連続を根気強く重ねていれば、クモの糸も強く逞しい布が織れるくらいになってくるだろうと私は思う。
時々しんどいこともありますが、まあそんなものかと布団の上で大の字になって、開き直ることもいるよね。
私なんか、朝起きて、いまだに今日も元気出してがんばろう、雨蛙に負けないようにねと、独り言を言いながら顔を洗いに行くのである。
今は童謡の「春よ来い」をみいちゃんの気持ちになって、もごもご言っている。
とにかく、とにかく、がんばろう。ぐちも腹一杯いいながらね。
令和6年5月1日
四国中央市長 篠原 実