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選挙と人間の知恵…哲学について
それぞれの選挙も終わり、次の体制に向けて進み出している。
自分の身分をはっきり決めて、市民に迷惑がかからないようにしなければならない。
選挙は、勝ち負けを有権者の数で競う。みんな当たり前に思っている。でも、それぞれの選挙をそれぞれの人間が仕組みを作っている。よほど情けないことをしなければ、無効とはならない。でも、じっくり見てみると、そうかなと思えることも多々ある。
人間は多数の人が集まって、一定の規則やルールを決めて争いが起きないようにしている。静穏な時は何事も起きないで済むが、腕力や金銭で決着を付けようとすると大混乱が起きる。歴史上、何度となく人間は経験している。世界中でそのようなことが起こっているとわかっていても、知らん顔して静穏に治めようとしている。それを、人間の知恵とか知識という言い方をして、歴史の片隅で整理してしまう。
選挙の結果が出て、勝ち負けという言葉が氾濫している。私は、一度そのような選挙に関する言葉遣いは考えてみたほうがいいと思うが、どうだろう。
令和6年12月1日
四国中央市長 篠原 実