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令和7年11月 逆風満帆!

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記事ID:0053668 更新日:2025年11月1日更新

「野才」たっぷりの「俊才」レシピ


 いやぁ、良かったなぁ~

 心から絶賛できる小さなイベントを、健康まつりの中で職員が手づくりで開いてくれた。

 第1回四国中央市長杯「野菜たっぷりレシピコンテスト」には、市報などの告知に呼応して、市内の中高生年齢の個人やグループによる82作品の応募があった。

 ルールは、(1)県内で採れる野菜を2種類以上使用、(2)応募は1組1レシピと至って簡単なもの。野菜には、塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあり、野菜を多く摂ることが高血圧予防につながることから、「高血圧ゼロしこちゅ~まちづくりプロジェクト」の一環として初開催された。

 予選審査を通過した6つのレシピについて、10月5日に市民交流棟でプレゼン&実食の公開審査が行われ、食生活改善推進員やJA組合長らとともに5人の審査員に加えてもらった。応募用紙はいずれも、創意工夫と熱い思いに満ちたアナログ感満載の手書きレシピ。高血圧予防は他人事ではないだけに、実食には特に気合いが入った。

 最優秀賞は、「みかん香る彩りかき揚げ」を考案した川之江北中1年生の作品。里芋、玉葱、人参、コーンにみかんの皮が香りを添える。不謹慎ながら、どうしても「晩酌」の二文字が頭にちらつく。

 優秀賞に選ばれた「野菜たっぷり無水カレー」、「トマトと玉葱の万能ダレ」と、特別賞の「なんちゃってポテトサラダパフェ」、「白ゴーヤと野菜たっぷり肉詰め」、「伊予美人とゴーヤの串揚げサラダ」も、一週間の日替わりメニューとして暫く繰り返してもらっても満足感が保たれること請け合いで、まさに野才に溢れる俊才ぞろいだ。

 今回の試みで何よりも素晴らしいのは、行政課題を市民目線で投げかけた企画に、次代を担う子どもたちが素直に楽しんで参画してくれたことである。これからも、こうした小さな協働の感激を積み重ねていきたいものだ。

 食材や副賞の協賛を始め、ご協力いただいた各団体、そして今回も健康まつりの各コーナーを盛り上げていただいた皆さまに心から感謝申し上げたい。

 

令和7年11月1日
四国中央市長 大西 賢治