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北関東のパートナー
東京出張の折に足を伸ばして、群馬県の館林(たてばやし)市を訪ねた。国道11号バイパスの事業促進などの陳情の機会を利用した、馴染みの薄い北関東への訪問だ。
今年度、総務省や県のお骨折りで「南海トラフ地震における応急対策職員派遣制度アクションプラン」により、愛媛県が重点受援県となる際の即時応援県として群馬県が指定された。県によって5月に、四国中央市のパートナーとして、舘林市が選ばれた。有事の際の迅速かつ円滑な受援のためには、平時から両市間で支援ニーズの把握や意見交換などを行い、「顔の見える関係を構築しておく」ことが求められるが、これまでご縁の無かった遠隔地の自治体との関係構築は、決して容易ではない。言うなれば、お見合いやマッチングアプリで縁談が調ったような緊張感だ。
舘林市の多田善洋市長とは、運良く6月の全国市長会議の会場で名刺交換をし、挨拶を交わすことができたものの、同市の土地柄や気候風土、歴史文化、産業経済の特色など、全く未知の世界であった。
今回は、各地で容赦なく災害が頻発していること、市議会でご質問戴いたことなどを受け、「善は急げ」の思いで上州つまり上毛野国(かみつけのくに)に足を運んだ。
電車でのアクセスは、浅草から東武伊勢崎線の特急で約1時間、東京駅からでも約1時間20分の好立地にある。市長を表敬訪問した僅か3時間の滞在だったが、市役所での情報交換の後に市長自らが1時間余り市街地を車で案内して下さるなど、相澤副市長以下幹部職員も伴った丁重な応対に接した。
舘林の「里沼」は日本遺産に認定されており、沼と川を天然の要害とした城址に立派な市役所がある。国の名勝に指定された「つつじが岡公園」をはじめ、四季折々に自然の豊かさを満喫できる名所が溢れており、是非みなさんにも訪れていただきたい魅力的なまちである。
もし北関東のパートナーが水害に見舞われたら、いち早く駆け付けるんだ!その心意気が相手に伝わって初めて、我がまちの安心・安全を支える信頼関係が築かれる。先ずは危機管理部に有事を想定して上州へ走ってもらうこととする。
令和8年11月1日
四国中央市長 大西 賢治
