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マダニによる感染症にご注意!!
マダニによる感染症が増加しています。
マダニに咬まれないように注意しましょう!
吸血前(キチマダニ)
吸血後(キチマダニ)
刺し口
マダニとは?
- 森林や草地などの屋外に生息する比較的大型のダニです。(吸血前3~8ミリ、吸血後10~20ミリ)
- 食品や衣類などにつく家庭のダニとは全く種類が違います。
- シカ、イノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する場所に多く生息しています。
- 飼い犬等がマダニを付けて持ち帰ることもあります。
- 春から秋にかけて活動が活発になります。
- 皮膚の柔らかいところ(わきの下、足の付け根、手首、ひざの裏、胸の下、頭など)を探して咬みつきます。
- 咬まれると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの感染症になることがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?
潜伏期間
マダニに咬まれて6日~2週間後に発症
症状
- 発熱、嘔吐、下痢、腹痛など
- 重症化し、死亡することもある(県内では33人中8人死亡) 令和2年6月18日現在
- マダニの刺し口が見つからないこともある
県民の感染状況
ほとんどの県民がSFTSウイルスに感染したことがないため、今後ウイルスを持ったマダニに咬まれた場合、感染・発症する可能性があります。
日本紅斑熱とは?
潜伏期間
マダニに咬まれてから2~8日後に発症
症状
- 頭痛、全身倦怠感、発熱
- 発熱とほぼ同時に手足などの末梢部から紅色の発疹
マダニに咬まれないために!
- 防虫スプレー(ディート含有)を、肌の出る部分や襟、袖、裾などに噴霧
- 帰宅後は上着類を家の外で脱ぎ、すぐに入浴してマダニに咬まれていないか確認!
- 飼い犬等の散歩後は、犬にマダニがついていないか確認!
- 獣医さんと相談のうえ、定期的にマダニ駆除剤を使用
- 犬小屋等はいつも清潔に!
マダニに咬まれたら!!
- マダニに咬まれても、痛みや痒みは少なく、気づかないこともあります。
- 吸血中のマダニに気づいたら、手でつぶしたり、無理に引き抜いたりせず、医療機関で処置しましょう。(犬についたマダニも手でとらないでください。)
- 野山に出かけた後に熱などの症状が出たら、速やかに医療機関を受診してください。
服装
マダニによる感染症にご注意![PDFファイル/985KB]
(リーフレットはこちらからダウンロードしてください)
関連情報
- 厚生労働省「ダニ媒介感染症」<外部リンク>
- 厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」<外部リンク>
- 厚生労働省「日本紅斑熱について」<外部リンク>
- 国立感染症研究所「マダニ対策、今できること」<外部リンク>