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富郷町藤原自治会がこのたび写真集「天空の郷 藤原」を300冊発刊しました。
そこで、編集委員の森次道雄さん、藤田康雄さん、曽我部俊朗さんに、この写真集を発刊した経緯や思いをお伺いしました。(編集委員には、三人のほか、曽我部毅さん高橋閲雄さんと、記録に高橋美恵子さんが参加)
三人からは「かつて藤原地区は82戸283人が暮らす静かな山村でしたが、現在ではわずか12人しかおらず、ゆくゆくは、藤原地区のことがわかる人がいなくなり、記憶が薄れていってしまうという思いから何か伝え残したいと考え、この写真集「天空の郷 藤原」を制作しました」との話があり、また「写真集には、藤原地区の美しい自然や天然記念物のほか、この写真集を発刊するための貴重な資料となった故曽我部昴(つとむ)さんが明治時代から書き残したメモも紹介されていて、現在も藤原地区に暮らす方たちの故郷への思いがたくさん詰まっています。藤原地区から、外に出て行った人たちに手渡すことで、藤原地区を思い出すきっかけになればと思っています。また、それ以外の人も、藤原地区の見所を知ってもらい、ぜひ訪れて欲しいと思います」と話していました。
尚、写真集は、市内の小中学校、高等学校、図書館、公民館などにも寄贈されます。