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紙のまち資料館では、10月15日日曜日まで「めうがや(みょうがや)水引軒社中展」が開催されています。
この作品展は、伊予金封水引協同組合から第1号となる指導者認定証を受けた、広島市在住の吉長孝衞(たかもり)さんが初めて開いたもので、松山市や広島市などで吉長さんとともに水引細工を楽しむ小学1年生から86歳までの約40人、160点の作品を展示しています。
酒屋を営む吉長さんは、他店と差別化を図るため、商品に水引飾りを付けようと思ったのをきっかけに水引を学び始め、2001年から毎月のように本市に通って技術を学び、2008年に指導者認定を受けました。
吉長さんは「水引は、酒屋として顧客を広げようと思って始めたことですが、やってみると広げるというよりは人との付き合いが深くなるということを実感しました。水引の基本である結ぶという作業がそれを深めていくのだろうと思います。今回の作品展もみなさんに支えられ、助けてもらって開催することができ、ありがたく思います」と話していました。
また今回、吉長さんと同時に指導者認定を受けた新居浜市在住の白川郁子さんも、スペシャルゲストとして出展しています。白川さんは「吉長さんの作品は発想がすばらしく、作り方も斬新だと思います。今回、一緒に出展させてもらえてとてもうれしく思います」と話していました。