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11月10日水曜日、寒川小学校(高木 淳校長)において、修復が完了した「そだつ」像の除幕式が行われました。
この像は今から50年前、寒川駅付近で当時8歳の進藤里香さん交通事故で亡くなり、そのご家族が、子どもたちが交通事故に遭わず元気に育つようにと寄贈されたものです。
それから月日が経ち、当時のことは次第に薄れてしまい、さらに銅像も酸化による変色や汚れが目立つようになりました。そこで、この様子見た里香さんのお兄さんが、小学校へ修復したいとの申し出を行い、今回の修復が実現しました。
除幕式では、高木校長から「交通安全に気を付けて、交通事故から身を守り、命を大切に、お友達と一緒に育っていってください。今日のことを心に刻んで、語り継いでいってほしいと思います」と話されました。児童代表の加地叶翔さんと石川 凛さんは「修復にあたり、この像に込められた多くの方々の思いを教えていただきました。寒川小学校の児童として、これからもその思いを大切にし、交通安全に気を付けて命を守り、元気いっぱい育っていこうと思いました」と挨拶を述べました。
里香さんのお兄さんは「50年の月日を経て像が綺麗になり、両親も妹も喜んでいると思います。児童のみなさんが、妹の像と仲良くしてくれること、元気に明るく育ってくれることが願いです」と話していました。
像には、寄贈者である里香さんのお父さまの思いを記したプレートが新たに取り付けられました。