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8月25日日曜日、新宮町上山の稲茎神社境内大西神社で鐘踊りが行われました。鐘踊りは江戸時代の城主大西備中守元武(おおにしびっちゅうのかみもとたけ)の霊を慰めるために始まったとされており、大西神社の例祭日である「八朔(はっさく)」に奉納される念仏おどりは、県の無形民俗文化財に指定されています。境内では踊り子総勢22人が鉦(かね)と太鼓の音に合わせて、勇壮華麗な踊りを披露しました。鐘おどり保存会では毎年踊り子の確保に苦労していますが、300年余り受け継がれてきたこの伝統行事を、次の世代に残そうと奮闘しています。また、この踊りは写真愛好家に人気があり、今年も鮮やかな衣装を身にまとった踊り子らを撮ろうと、多くのカメラマンが詰めかけていました。