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金生町山田井の切山集落にある、国の重要文化財「真鍋家住宅」のかやぶき屋根が40年ぶりに全面ふき替えられ、9月1日日曜日におひろめ会が行われました。真鍋家住宅は江戸時代中期に建てられた土壁の平屋で、建築面積が約60平方メートル、昭和45年に国の重要文化財に指定されました。今回のふき替え事業は、昨年の夏から土壌調査が開始され、屋根のふき替えや「なかのま」と呼ばれる部屋の茣蓙(ござ)の取り換え作業など、約1年の期間をかけて行われました。これまでにもふき替えを行っていますが、屋根全面のふき替えは昭和54年以来40年ぶりとなりました。
現在、住宅を管理している第16代当主の真鍋潤さんは「湿気がこもらないよう囲炉裏に火を起こすなどして、これから先少しでも良い状態を維持できるよう気を付けていきます」と話していました。