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日本一の紙のまちで今年1年の紙市場の景気を占うと言われる「紙初市」がホテルグランフォーレで開かれ、製紙メーカーや流通業者など紙関連企業55社、180人が今年の商いに参加しました。
会場内の各テーブルでは売り手と買い手の交渉が活発に行われ、今年は昨年を3700万円上回る67億1000万円の過去最高の取引額を記録。
商談成立を祝う威勢の良い三本締めが会場のあちこちで鳴り響き、今年も景気の良いスタートとなりました。
主催の株式会社紙業会館によると、2024年の物流問題のほか、物価高騰やコロナ禍脱却による巣ごもり需要の低下など業界を取り巻く懸念材料を示しつつも、原材料の高騰や円安の影響も落ち着きつつあるとし、付加価値の高い新商品の開発、新しい市場・流通の開拓に期待を寄せていました。