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市の花「ミツマタ」
令和6年2月に市の花に「ミツマタ」が決まりました。
これは市発足20周年に合わせて市の一体感の醸成を図ることを目的に、紙の原料となる「ミツマタ」の花を「紙のまち四国中央市」のシンボルとして制定したものです。
市では広く「ミツマタ」が親しまれるよう、紙のまちならではの取り組みを進めています。
ミツマタのあれこれ
どんな植物?
ミツマタは、ジンチョウゲ科に属する中国やヒマラヤ地方原産の落葉低木です。
夏頃に枝の先端が3つに分岐し、それぞれが枝として成長することから「三又」「三俣」「三椏」と呼ばれるようになりました。
2、3月頃から枝先に黄色い花がポンポンのように咲くため、ミツマタは「春を告げる花」とも言われています。
花言葉は?
● 肉親の絆
3つに分かれた枝を父、母、子どもに見立てたことが由来とされています。
● 永遠の愛
3つに分かれた枝が根元でしっかりつながっていることが由来とされています。
●強靭・壮健
非常に強靭な繊維質の樹皮を持つことが由来とされています。
ミツマタが紙になるの?
ミツマタの繊維は非常に丈夫で柔軟なため、江戸時代から紙の原料として用いられています。
山中にミツマタが多く自生していた本市でも農家の副業として手漉き技術が広がりました。
ミツマタを使用した和紙は独特の光沢があり、上品な風合いを表現することから書家に人気の商品です。
また紙の丈夫さ、人工栽培が可能という特徴を生かして日本の紙幣の原料になっています。
紙のまちミツマタ大使 大西満王さん
令和7年4月1日、手漉き和紙職人の大西満王(おおにしまお・多羅富來製紙)さんに「紙のまちミツマタ大使」を委嘱しました。
大西さんは、ミツマタを原料にした和紙作りをする傍ら、ミツマタの植樹や和紙のPR活動を行うなど、ミツマタに深く関わっています。
ミツマタ大使の大西さんには、ミツマタが市民に親しまれるよう、また「ミツマタ」と「紙のまち四国中央市」の魅力が伝わるように、イベントなどを通じて市内外に広く発信していただきます。
ミツマタPR事業
紙のまちミツマタ大使によるPR活動
・準備中
植樹
市役所正面玄関前の花壇にミツマタを植樹しました。
※詳しくはこちら
「広報四国中央」への関連記事掲載
市の花制定や新紙幣発行を記念した特集を掲載しました。
- 令和6年4月号
「四国中央市の花と木が決まりました」 - 令和6年7月号
「私たちとミツマタ」
ワークショップの開催
ミツマタを材料にした手漉き和紙体験や工作体験ができるワークショップを開催しました
※手漉き和紙体験(写真上)
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※アクセサリー作り(写真下)
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写真展の開催
ミツマタの写真のほか、お札に関する資料などを展示しました。
新作スイーツ「みつまちゃ」の販売
霧の森菓子工房が、市発足20周年と霧の森開業25周年を祝し、新作スイーツ「みつまちゃ」を販売しました。
※詳しくはこちら
しこちゅ~×ミツマタコラボグッズ製作
マスコットキャラクター「しこちゅ~」と市の花「ミツマタ」がコラボした缶バッジを製作しました。
バッジには、市の木「五葉松」もデザインされています。
●販売場所
・市役所市民交流棟1階
・紙のまち資料館
ミツマタはここで見られる!
みつまたの里
開花時期:3~4月頃
紙のまち資料館
新宮公民館
開花時期:3~4月頃
真鍋博士生家前
開花時期:3~4月頃
霧の森
紙産業技術センター
開花時期:3~4月頃
市役所
市の花「ミツマタ」をPRするため、市役所正面玄関に「ミツマタ」の紹介プレートを設置しています。