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南小学校6年生によるお接待体験事業が10月26日(水)、第65番札所三角寺でありました。
今回が18回目を数えるこの事業は、三角寺やお接待という歴史と文化を学ぶとともに、お接待を通して人とふれあい、子どもたちの心の成長につなげることを目的に行われています。
境内に設置されたお接待所では、子どもたちがお遍路さんをお茶と霧の森大福でもてなしながら、旅の思い出話を伺っていました。
そして旅の安全を願って子どもが書いた、メッセージカード付きの折り鶴のストラップが、お遍路さんにプレゼントされました。
千葉県からお越しの吉田さんは、「今回が5回目のお遍路で、体力的にこれが最後かなと思っています。最後にこんな素敵なお接待をしていただいて感動しています。」と話してくれました。
お接待を体験した南小6年の長野咲更(さら)さんは「普段は家族や先生以外の大人の人と話す機会がないので、お接待を通して貴重な体験をすることができました。階段を下りるお遍路さんに手を差し出したときに、笑顔で私の手を取ってくれたことが嬉しかったです。」と話してくれました。