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9月30日から10月5日にかけて行われた「えひめ高校生ハワイ派遣事業」に、川之江高校2年の藤田彩世(あやせ)さんが参加。大好きだという英語で、現地の高校生たちに本市の魅力をPRした。
平成25年から始まったこの事業に、本市の高校生が選ばれたのは今回が初めて。
大学に行く前に一度は留学をしたいと考えていた藤田さん。この事業の応募があると聞いた時、飛行機に乗っている自分の姿が浮かんだという。
プレゼンテーションは、オアフ島ホノルルにあるプナホウ・スクールで行われた。
藤田さんは、本市のマスコットキャラクターの「しこちゅ~」を使い、そのデザインのもととなった、本市の特産品や魅力を、現地の高校生たちに英語で紹介した。文字ではなく自分の言葉で伝えたいと、あえてスクリーンには「しこちゅ~」の画像だけを投影した。
藤田さんは、生徒としても同校の授業に参加。生徒の自主性を重んじる校風と、授業に対する生徒たちの積極性や集中力に驚いたという。
将来は英語の先生になりたいという藤田さん。自分が教師になったときも、こんな授業をしたいと話してくれた。
「滞在中に自分の英語だけで友達ができました」と話す藤田さん。話しかけるまでに1時間かかったが「自分が思っていることは、自分で話さないと伝わらない」と思い、勇気を出したそうだ。
最後に藤田さんは「事業に参加したことで自分が成長したことを感じられた。そして今回の経験が将来への自信につながった」と話してくれた。