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日本一の紙のまちで新春恒例の「紙初市」がホテルグランフォーレで開かれ、製紙メーカーや流通業者など紙関連企業47社の約170名が今年初めての取引を行いました。
今年の紙市場の景気を占うとも言われている紙の初市では、会場の各テーブルで売り手と買い手の交渉が行われ、今年は過去最高額の取引額となる66億7300万円を記録。商談成立を祝う威勢の良い三本締めが会場のあちこちで鳴り響きました。
主催の県紙パルプ工業会によると、電気代の高騰、円安による原材料の高騰で企業にとって厳しい状況ではあるが、家庭紙や観光などによるインバウンド需要の回復、宅配の増加により市場に活気が出ることが期待できるとしています。