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5月9日木曜日、少し肌寒い天候の中、市内の園児約250人が金生川と銅山川で行われた稚鮎の放流事業に参加しました。
このうち金生川での放流事業には園児約200人が参加。昨年は川が増水していた影響で稚鮎がビニールホース越しに川へ放流される様子を見学するだけでしたが、今年は子どもたちが用意したそれぞれのバケツに入れた稚鮎を、「大きくなあれ」という掛け声とともに直接放流することができました。今年は市発足20周年ということで、例年より2000匹多い約9000匹の稚鮎が放流され、参加した緑ヶ丘認定こども園の石川瑶ちゃん(5歳)は「かわいい!元気に大きく育ってほしい」と楽しそうに話してくれました。
また、主催した金生川ラバーズの井上百代会長は、「鮎が元気に生きるためには綺麗な川が欠かせないことを子どもたちに知ってほしい。そして、大きくなったときに今日体験したことを思い出し、川の環境に少しでも関心を持ってもらえるといいですね」と話されました。
金生川の鮎釣りの解禁は6月1日。その頃には鮎も大きく育っていることでしょう。
一方の下長瀬あじさい公園がある銅山川では、約50人の園児が放流事業に参加しました。銅山川漁業組合(坂上正則代表理事組合長)が主催する銅山川での稚鮎の放流事業に園児が参加するのは今回で2回目。自分のバケツに入れられた稚鮎を放流し、目の前で元気に泳ぐ様子を見ると園児からは歓声が上がりました。なお、銅山川では富郷橋など別の場所でも放流が行われ、合計13000匹の稚鮎が放流されました。