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8月22日木曜日、しこちゅ~ホールで「四国中央紙フォーラム2024」が開催されました。
「紙國の祭典」として、紙まつりや書道パフォーマンス甲子園と共に日本一の紙のまちを象徴するこのフォーラム。
今回は、ユニ・チャーム株式会社の高原豪久代表取締役 社長執行役員と国土交通省四国地方整備局吉野川ダム統合管理事務所の青木 研事務所長の講演会がありました。
開会で挨拶をした篠原市長は、「お二人の貴重なお話を、皆さんのお住まいの地域やお勤めの会社でぜひ活かしてください」と、日本一の紙のまちの更なる発展に期待を寄せました。
現在、約80の国と地域で事業を展開し、約1万6千人の社員を率いるユニ・チャーム(株)の高原社長。
「ユニ・チャームのグローバル展開とサーキュラーエコノミーへの取り組みについて」と題し、「現地」、「現物」、「現時点」の3現主義の徹底により、その国で必要とされる商品を開発してきたことや、共生社会の実現に向けて取り組んでいる、紙パンツの水平リサイクルなどについて話しました。
また、組織や年代の垣根を超えた交流により、経営陣と現場が互いに学び合う独自の経営方針「共振の経営」を紹介。
参加者たちは、同社を日本を代表するグローバル企業に成長させた高原社長の話を熱心に聴いていました。
吉野川水系の柳瀬、早明浦、池田、新宮、富郷の5ダムを管理する吉野川ダム統合管理事務所の青木所長は、本市の産業を支える銅山川分水のために先人たちが乗り越えてきた苦難の歴史を紹介。
また、「治水」と「利水」により、まちと産業を守るダムの使命と、そのために要求されるシビアなコントロールについて話しました。