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6月1日の気象記念日に、三島南中学校の気象部(西原柊太部長・3年)とやまじ風対策協議会(大西賢治会長)が大阪管区気象台長表彰を受賞しました。
今回の受賞は、両団体の70年にわたる気象観測や防災推進の取り組みを気象庁が評価したものです。
7月18日金曜日に、同中学校出身である高見佳浩・松山地方気象台台長が母校を訪れ、表彰状を授与しました。
西原柊太部長は「地道な観測活動が評価されてとても嬉しいです。私たちのデータがやまじ風対策に活用されていると思うと励みになります。これからも使命感を持ち、活動を続けます」と受賞の喜びを伝えました。
大西会長は「日本三大局地風として知られるやまじ風は、私たちが幼い頃からその脅威を実感してきました。これからも農作物への被害を減らし、地域産業の発展につなげていきます」と、更なる活動に意欲を見せました。
高見台長は「みなさんの活動は、地域の防災に大きく寄与しています。頂いた観測データを活用し、やまじ風の予測精度の向上につなげていきます」と話し、両団体に感謝を伝えました。
今回の受賞を機に、もっと多くの人がやまじ風や地域防災への関心を深めることが期待されます。
昭和46年からやまじ風対策協議会の委託を受けて観測を行っています。現在40人が所属し、毎日交代で天気や雲量、気温や気圧、風速などを観測し、観測データは気象庁や大学などにも提供されています。
昭和26年にやまじ風の被害軽減・防止を目的に設置された組織。市や県、うま農業協同組合などで構成され、やまじ風の実態調査や対策の検討、農業経営の改善などを行っています。