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8月23日土曜日、土居町蕪崎の田んぼで春に植えられた学校給食米「うまそだち」の収穫祭があり、市内の小学生とその保護者約200人が参加しました。
収穫祭は、地産地消推進委員会(合田久会長)が子どもたちに地元の食材を通じて食の大切さを学んでもらおうと毎年この時期に開催されています。

開会式で、上分小学校6年生の島本旭さんは「4月に植えた苗をここまで育ててくださってありがとうございます。今日は稲刈りやおにぎりを楽しみにしています」と、稲の生育に関わった生産者にお礼を述べ、参加者たちの笑顔が広がる温かなスタートとなりました。



子どもたちは、黄金色に輝く約36アールの田んぼで生産者や農協の職員に刈り方を教えてもらいながら、鎌を手に稲を一株ずつ丁寧に刈り取りました。


稲刈りの後には「食育クイズ」も実施され、子どもたちが地元の農産物や食文化についての知識を問う問題に挑戦しました。
高得点を取った参加者には、「うまそだち」5kgが贈られ、会場は大いに盛り上がりました。



最後は、炊き立ての新米を使ったおにぎりパーティーがあり、子どもたちは自分で握ったおにぎりを家族と味わいました。
自然の恵みを直接感じた笑顔いっぱいの収穫祭は、子どもたちが地元産の食材が持つ価値や、生産者の努力を改めて感じる機会になりました。
収穫された「うまそだち」は、9月中旬頃から市内小学校の給食に使用される予定です。