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熱中症による救急搬送は,毎年,梅雨入り前の5月頃から増えはじめ,梅雨明けの7月下旬から8月上旬に急増します。梅雨明け前後の蒸し暑い時期は体が暑さに慣れていないため,特に注意が必要です。また,暑さに対する感覚が弱くなる高齢者の方や,体温調節機能が十分に発達していない小さなお子さんはかかりやすいと言われています。
熱中症は予防のポイントや応急手当を知っていれば防ぐことができ,万が一発症しても重症化を防ぐことができます。熱中症を正しく理解し,予防に努めましょう。
昨年、令和2年6月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は64,869人でした。一方、同期間の四国中央市消防署管内における熱中症による救急搬送人員は89人となっております。
室温や気温の高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、身体のだるさ、ひどいときには痙攣や意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。
このような状態の時は、ためらわず、すぐに救急車を呼びましょう。
厚生労働省は、新型コロナウイルス対策として着用されているマスクについて、「夏期の気温や湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなる恐れがある」として、場所によってはマスクを外すなど、熱中症予防を呼びかけています。新型コロナの予防や拡大防止のため、マスクを着用して外出する人は今も多いなか、熱中症に注意する必要があります。暑い日にマスクを着用している時は、下記のような対策をし熱中症予防しましょう。
いわゆる“3密”を避けつつも、熱中症になりやすい高齢者や子供、障がい者への声がけを行いましょう。
四国中央市消防署 西分署
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