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熱中症予防について

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記事ID:0018720 更新日:2021年6月1日更新

熱中症予防について

 熱中症による救急搬送は,毎年,梅雨入り前の5月頃から増えはじめ,梅雨明けの7月下旬から8月上旬に急増します。梅雨明け前後の蒸し暑い時期は体が暑さに慣れていないため,特に注意が必要です。また,暑さに対する感覚が弱くなる高齢者の方や,体温調節機能が十分に発達していない小さなお子さんはかかりやすいと言われています。

 熱中症は予防のポイントや応急手当を知っていれば防ぐことができ,万が一発症しても重症化を防ぐことができます。熱中症を正しく理解し,予防に努めましょう。

 昨年、令和2年6月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は64,869人でした。一方、同期間の四国中央市消防署管内における熱中症による救急搬送人員は89人となっております。

熱中症とは?

 室温や気温の高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、身体のだるさ、ひどいときには痙攣や意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。

予防のポイント

  • こまめに水分・塩分を補給しましょう。
  • 涼しい服装や帽子,日傘の活用など涼しく過ごす工夫をしましょう。
  • 室温が28℃を超えないようにクーラーや扇風機を利用しましょう。
  • 暑いときこそ体調管理!栄養バランスのよい食事をとり,十分な睡眠を心がけましょう。
  • 暑くなる前から体づくりに取り組みましょう。

応急手当のポイント

  • 涼しい場所へ移動し,服をゆるめ,安静にしましょう。
  • クーラー,扇風機,うちわを使い,体を冷やしましょう。
  • 首やわきの下,太もものつけねを,冷たいおしぼりやペットボトル,保冷剤,氷のうなどで冷やしましょう。
  • 自力で水分がとれるようであれば,水分・塩分をこまめに補給しましょう。

こんな時は、ためらわず救急車を呼びましょう

  • 自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けない時。
  • 意識がない(普段と比べて様子がおかしい)、全身の痙攣がある時。

 このような状態の時は、ためらわず、すぐに救急車を呼びましょう。

新型コロナウイルス感染症と熱中症

 厚生労働省は、新型コロナウイルス対策として着用されているマスクについて、「夏期の気温や湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなる恐れがある」として、場所によってはマスクを外すなど、熱中症予防を呼びかけています。新型コロナの予防や拡大防止のため、マスクを着用して外出する人は今も多いなか、熱中症に注意する必要があります。暑い日にマスクを着用している時は、下記のような対策をし熱中症予防しましょう。

  • 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合はマスクを外す
  • マスクを着用している場合は負荷の強い運動や作業を避け、喉が乾いていなくても小まめに水分補給する
  • 適宜、マスクを外して休憩する

  いわゆる“3密”を避けつつも、熱中症になりやすい高齢者や子供、障がい者への声がけを行いましょう。

しこちゅ~礼

このページに関するお問い合わせ先

四国中央市消防署 西分署

〒799-0712 愛媛県四国中央市土居町入野178番地の1  Tel:0896-28-7119