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4月27日土曜日、土居町蕪崎で「第20回四国中央市学校給食米田植え体験会」が開催され、会場には今では珍しい手植えでの田植え体験を楽しもうと多くの親子連れが集まりました。
耕作を手がける則友祝幸(のりとものりゆき)さんは「大人も昔を思い出しながら子どもと一緒に楽しんでほしい」と呼びかけました。
篠原市長は開会の挨拶で「食べるのはもちろん、植えた苗が育っていく様子も楽しんで」とその過程からも地産地消の魅力を感じてほしいと伝えました。
児童を代表して篠原諒成(りょうせい・妻鳥小学校6年)さんが「楽しみにしていた田植え体験で、農業の大変さや食の大切さが分かるよう大事に植えたい」と挨拶をしました。
広い水田を前にワクワクとドキドキが入り混じった表情の子どもたち。初めは恐る恐る足を踏み入れていた参加者もすぐに慣れ、笑顔で進み始めました。「ニュルニュルする」「アメンボいっぱい」と楽しそうな声があちらこちらから聞こえてきました。
兄弟で参加した今井健人さん(妻鳥小学校2年)は昨年に続いて参加。「植えるところを教えながら一緒にできて楽しかった」と充実した様子。初参加の今井滉二朗さん(年中)は「泥だらけで楽しい。またやりたい」と笑顔を見せました。
一方、珍しい発見をした参加者も。菅原海成(かいせい)さん(金生第一小学校2年)は「足が抜けなくなって大変だったけど、ガムシを見つけて嬉しい」と珍しい水生昆虫と出会えた喜びを話してくれました。
実るまでに多くの時間と思いが込められるお米。田植えを楽しみながら1粒の大切さを実感できる貴重な体験でした。