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10月5日と6日の2日間、「日本一の紙の博覧会」がしこちゅ~ホールで初開催され、約11000人が紙の魅力に触れました。
ミツマタが「市の花」に制定されたことを記念して製作した、霧の森の新作スイーツ「みつまちゃ」を限定販売しました。
市発足20周年を記念して、「四国中央市の好きな場所・ひと・もの・こと」をテーマに皆さまから頂いた写真を使ってフォトモザイクアートを制作しました。
フォトモザイクアートは、たくさんの写真を組み合わせ、1枚の大きな画像にするデジタルアートです。近くで見ると写真の集合体でも、遠くから見ると1枚の写真や絵に見えます。
「ミツマタの花咲く森の中で、川のせせらぎを聞きながら母なる自然を思う紙の女神」をイメージした本作品は、市民の皆さまが投稿した写真が一枚一枚織り込まれてできています。
現在は、市役所1階ロビーに展示しています。
ダンボール芸人「もう中学生」さんによる「しこちゅ~・もーちゅー 紙の架け橋スーパーライブ」が、もう中学生さん急病のため中止になりました。
ピンチヒッターを務めたのは、もう中学生さんと同期で同じ誕生日という、お笑い芸人の「こがけん」さん。
持ちネタに加え、サイン入りの紙飛行機を飛ばしたり、入院中のもう中学生さんと電話でコラボしたりして、会場を盛り上げました。
お客さんがとても暖かくて、こんなに盛り上がってくれるとは思っていませんでした。
もう中学生との電話コラボ・・・正直グダグダでしたが(笑)、それすらも温かく受け入れてくれるみなさんの懐の深さを感じました。
出演してみて、僕自身すごく温かい気持ちになったし、すごく楽しかったです。
もう中学生からも「本当に楽しかった」と連絡が来たので、僕たちにとっても、よい時間を頂きました。
博覧会を締めくくったのは、愛媛大学特別栄誉教授であり、愛媛大学紙産業イノベーションセンター長の内村浩美氏を講師に招いた「日本一の紙のシンポジウム」です。
シンポジウムの冒頭では、本市新宮町出身で2021年にノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎博士から届けられたメッセージが紹介されました。
四国中央市発足20周年記念特別事業「日本一の紙の博覧会」及び「日本一の紙のシンポジウム」の開催に際し、心からお祝いを申し上げます。
私事でございますが、去る9月21日に93歳を迎えました。
アメリカに渡って、70年近くになりますが、故郷新宮町のことを忘れたことは一度もございません。
故郷四国中央市の益々のご発展をプリンストンよりご祈念いたしております。
講演で内村センター長は、今年発行された新紙幣から子どもたちが考えた夢の紙まで、さまざまな紙の種類や特徴、それに用いられる技術を分かりやすく紹介しました。
参加者たちは、クイズや実験を通して、楽しみながら「紙」と「紙のまち」の技術を学び、その未来に思いをはせました。