ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 子育て・教育 > 教育・生涯学習 > 書道パフォーマンス甲子園 > 書道パフォーマンス甲子園 > 第10回記念大会優勝校が全米桜祭りへ派遣されました

本文

第10回記念大会優勝校が全米桜祭りへ派遣されました

印刷ページ表示
<外部リンク>
記事ID:0001129 更新日:2018年3月27日更新

 平成29年8月6日に開催された『第10回記念大会 書道パフォーマンス甲子園』で見事優勝の栄誉に輝いた福岡県立八幡中央高等学校が、国際交流基金により、現地時間平成30年3月23日から3月25日にかけて全米桜祭りへ派遣されました。
 アメリカワシントンDCで行われた全米桜祭りでの八幡中央高校のご活躍を紹介いたします。

全米桜祭りとは・・・

 全米桜祭りとは、ワシントンD.C.で毎年春に行われ、春の訪れと日米間の友好関係を祝う祭りで、期間中は約150万人が桜の鑑賞に訪れます。
 開会式典は、例年3月に歴史あるワーナーシアターで行われ、日米を代表するアーティストが共演するなど、期間中は様々な日本関連行事が行われます。
 現地時間平成30年3月25日(日曜日)、第10回記念大会優勝校である八幡中央高校がその開会式典に招待され、書道パフォーマンスを披露しました。

平成30年3月23日(金曜日)

 現地時間3月23日、ヘイフィールド高校を訪問し、桜をテーマとした書道パフォーマンスの披露、桜という文字の書き方をレクチャーするなど、現地高校生と書道を通じて交流されました。

ヘイフィールド高校訪問1
ヘイフィールド高校1

ヘイフィールド高校訪問2
ヘイフィールド高校2

ヘイフィールド高校訪問3
ヘイフィールド高校3

ヘイフィールド高校訪問4
ヘイフィールド高校4

平成30年3月24日(土曜日)

 2日目はスミソニアンアメリカ美術館にて、ブースを出展。美術館のお客さんへ書道の体験指導や、お客さんの名前を漢字にしてプレゼントするなど、美術館のお客さんと書道で交流されました。

スミソニアンアメリカ美術館
スミソニアン美術館1

スミソニアンアメリカ美術館
スミソニアン美術館2

平成30年3月25日(日曜日)

 3日目はワーナーシアターで行われた全米桜祭り開会式典にて、多くの観客を前に書道パフォーマンスを披露されました。

全米桜祭り開会式典1
開会式典1

全米桜祭り開会式典2
開会式典2

全米桜祭り開会式典3
開会式典3

全米桜祭り開会式典4
開会式典4

全米桜祭り開会式典5
開会式典5

全米桜祭り開会式典6
開会式典6

全米桜祭り開会式典7
開会式典7

全米桜祭り開会式典8
開会式典8

全米桜祭り開会式典9
開会式典9

全米桜祭り開会式典10
開会式典10

全米桜祭りに参加されての感想

渡邊 那月 さん(3年 パフォーマンス部長)
 書道パフォーマンス甲子園での念願の初優勝、最初で最後の大会でこんなに素晴らしい成績を残せるなんて思ってもみませんでした。そして、アメリカ、ワシントンDCで書道パフォーマンスをすることになるなんて、夢のようでした。桜祭りに向けての練習が始まる前までは、ただ初の海外旅行が嬉しく、事の大きさにまだ気付いていませんでした。
 12月になり桜祭りの企画を始めましたが、良い案が浮かばず悪戦苦闘しました。普段私達が地域で披露させていただく書道パフォーマンスでは外国の方々には伝わらないと思ったからです。日本語の長い文章を書いても読めないし、漢字だけでは面白くありません。言葉の大きな壁にぶつかった気がしました。顧問の先生のアドバイスや先輩が過去やってきたパフォーマンスを振り返り、約一ヶ月かけて企画ができあがりました。それから、音楽や衣装、照明などを決めて繰り返し練習していきました。
 3月22日~27日、アメリカ滞在は4日間でしたが、本当にハードスケジュールで今までにない忙しさとプレッシャーを感じました。24日は現地の高校でのパフォーマンス披露で、日本語を勉強されている生徒の皆さんを前にして、4m×6mの金の紙に書きました。“舞”の大字とその横にSAKURA Flutters と、桜の和歌3首を書き、桜の花びらが舞い散る雰囲気を出すように書きました。25日にはスミソニアンアメリカン美術館で書道デモンストレーションと書道体験ブースを作りました。沢山の方に来場していただき、書道を楽しんでいただきました。26日の午前中、まずワーナーシアターでリハーサルを行った後、ダイダルベイスン野外ステージで、高校で披露したパフォーマンスと同じものを披露させていただきました。そして、夕方からの桜祭り開会式本番に向けての準備でした。休む暇無く、昼間の衣装とチェンジし墨作りや、昼間使用した筆を洗ったり、動画を見ながら動きの最終チェックと、とてもバタバタとした状態で本番を迎えました。客席は満席、立派な装飾のステージで書道パフォーマンスをさせていただくことは本当に光栄なことでした。
 日本と違って外国の方はとても思ったことを直接伝えてくれるというのが印象的で、一つの場面が完成すると拍手だけではなく、歓声が聞こえてくるのです。その声が私の緊張をほぐし、楽しくパフォーマンスをすることができました。約十分間のパフォーマンスがいつもより短く感じ、もう一度したい!と思いました。
 開会式終了後のレセプションでは、沢山のお褒めの言葉を頂き、頑張って本当に良かったと思いました。一生に一度の舞台で、私達らしいパフォーマンスを全力ですることができたことは、私自身、次の一歩を踏み出す「勇気」のようなものになりました。この経験を胸に夢に向かって頑張っていきたいと思います。

鈴木 麻衣 さん(3年 副部長)
 日本語が分からないアメリカの方にとって、書道パフォーマンスというものが、どう映るのか、どう感じるのか、また私達の思いは届くのか等様々な不安と、どんな反応をしてくれるのだろうというワクワク感を抱え、アメリカでのパフォーマンスに挑みました。
 全米桜祭り開会式で披露したパネルを使ったパフォーマンスでは、場面が変わるごとに「おぉ~!!」と言う歓声や、温かい拍手を頂いて“書道パフォーマンスが伝わった!”と思い嬉しくなりました。
 高校とダイダルベイスンのステージで披露したパフォーマンスでは大筆に釘付けだったようです。大きな筆で書く姿に圧倒されている様子が見られました。又、床で書いているときは「何を書いているのだろう?」と少し不思議そうな表情を浮かべていましたが、紙を立てたときの「わぁ~!」という驚いた表情がとても嬉しくて、印象的で忘れられません。
 スミソニアン博物館では、半紙に漢字で名前を書いたり、好きな漢字を書いたり、日本語で手紙を書いたりしてプレゼントしました。実際に自ら筆を握って書道体験をした方もいらっしゃったのですが、とても喜んでくれて、書道がこんなにも人気だとは思ってもなくて驚きました。

全米桜祭りの映像について

演技の様子は全米桜祭りにより、National Cherry Blossom Festivalのページ(You tube)<外部リンク>に公開されています。