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第14回大会 本戦で使用する揮毫用紙を抄造!

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記事ID:0018261 更新日:2021年4月26日更新

 丸住製紙14月26日(月曜日)、四国中央市にある丸住製紙株式会社におきまして、今年の第14回大会本戦で使用する揮毫用紙が抄造(紙の原料をすいて紙を製造すること)されました。
 揮毫用紙は、製品名「片艶晒(かたつやさらし)クラフト紙」と呼ばれ、紙を漉くワイヤーパートと呼ばれる工程からはじまり、脱水、乾燥を経て出来上がりました。片艶(かたつや)とは片面に艶があること、晒(さらし)は漂泊して白いこと、クラフトとは強いという意味だそうです。
 抄造現場の担当である山中様に書道パフォーマンス甲子園の本戦用紙を抄造する思いを伺ったところ、「書道パフォーマンス甲子園の用紙は、毎年春に抄造しており、春を感じさせる。平常心で毎年同じものを提供できるように努めており、激しい動きに耐えられる強い紙を作りたいと思っている。本番では紙が破れないように祈っており、出場する高校生には思いっきり良い作品を作ってほしい。」とのコメントをいただきました。

1.ワイヤーパート

 水に溶かしたパルプを漉く工程です。

丸住製紙1 丸住製紙2 

2.プレスパート

 漉いた紙をローラーの圧力によって脱水させます。

丸住製紙4 丸住製紙5

3.ドライヤーパート

 熱い円柱(ローラー)に紙をあてて乾燥させます。

丸住製紙6 丸住製紙7

4.ヤンキードライヤーパート

 ドライヤーパートと同じような工程ですが、円柱が巨大です。最後の乾燥です。

丸住製紙7 丸住製紙8

5.揮毫用紙の出来上がり!

 長さ約1万メートルの大きなロール紙が出来上がりました。品質のチェックも行います。

丸住製紙8 丸住製紙9

6.ワインダーパート

 出来上がった紙を、幅3メートルに整形し、長さ300mのロールにすれば完成です。

丸住製紙10 丸住製紙11

丸住製紙12 丸住製紙13

丸住製紙14 丸住製紙15

7.おまけ(運搬)

 工場からダンプに積み込み、市役所で大切に保管しています。倉庫への運搬は、男性職員7名の人力です…
 5月下旬に3m×4mサイズに裁断作業を行う予定です。

丸住製紙15 丸住製紙16