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第14回大会 本戦で使用する揮毫用紙を抄造!
4月26日(月曜日)、四国中央市にある丸住製紙株式会社におきまして、今年の第14回大会本戦で使用する揮毫用紙が抄造(紙の原料をすいて紙を製造すること)されました。
揮毫用紙は、製品名「片艶晒(かたつやさらし)クラフト紙」と呼ばれ、紙を漉くワイヤーパートと呼ばれる工程からはじまり、脱水、乾燥を経て出来上がりました。片艶(かたつや)とは片面に艶があること、晒(さらし)は漂泊して白いこと、クラフトとは強いという意味だそうです。
抄造現場の担当である山中様に書道パフォーマンス甲子園の本戦用紙を抄造する思いを伺ったところ、「書道パフォーマンス甲子園の用紙は、毎年春に抄造しており、春を感じさせる。平常心で毎年同じものを提供できるように努めており、激しい動きに耐えられる強い紙を作りたいと思っている。本番では紙が破れないように祈っており、出場する高校生には思いっきり良い作品を作ってほしい。」とのコメントをいただきました。
1.ワイヤーパート
水に溶かしたパルプを漉く工程です。
2.プレスパート
漉いた紙をローラーの圧力によって脱水させます。
3.ドライヤーパート
熱い円柱(ローラー)に紙をあてて乾燥させます。
4.ヤンキードライヤーパート
ドライヤーパートと同じような工程ですが、円柱が巨大です。最後の乾燥です。
5.揮毫用紙の出来上がり!
長さ約1万メートルの大きなロール紙が出来上がりました。品質のチェックも行います。
6.ワインダーパート
出来上がった紙を、幅3メートルに整形し、長さ300mのロールにすれば完成です。
7.おまけ(運搬)
工場からダンプに積み込み、市役所で大切に保管しています。倉庫への運搬は、男性職員7名の人力です…
5月下旬に3m×4mサイズに裁断作業を行う予定です。