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広報班取材録!その1
第15回大会の様子をお伝えする『熱演書道P甲子園新聞第3号』はもうご覧になりましたか?
この新聞は、高校生企画員広報班のメンバー6人が、実際に会場で取材した内容を基に作成されています。
今回は、新聞には載せきれなかった貴重なインタビューをご紹介したいと思います!
※『熱演書道P甲子園新聞第3号』についての記事はこちら
【紫舟賞】岐阜県立岐阜高等学校 部長
―紫舟賞を受賞したお気持ちを聞かせてください!
最初名前を呼ばれた時は本当に信じられなくて、少しずつ実感が湧いてきて涙が止まりませんでした。私たちの高校は一度も賞をとったことが無かったので、初めての受賞となり嬉しかったです。
―作品に込めた思いを教えてください!
私たちの学校は、一つひとつの動きに意味を込めて作品を伝える事、あえて色を使いすぎない事など、書道パフォーマンスの原点に戻ってやろうと言うことを意識しました。ずっと試行錯誤を重ねて、時にはぶつかりあいながら今の作品に至ることが出来ました。
紫舟さんが、私たちが今回意識した「書道パフォーマンスの原点」の部分を評価して賞を授与してくださったのが、今までの努力が認められたと感じてすごく嬉しかったです。
―今まで支えてくださった方々へどのような事を伝えたいですか?
顧問の先生には、私たちの練習を朝から晩まで嫌な顔ひとつせずに見守っていただいたこと、感謝してもしきれません。時には休日返上で練習を見守ってくださったこともありました。賞状を受け取った時に私たちと一緒にとても喜んでくれた先生、ありがとうございました!
部員のみんなには、部長として意見をずばずば言いすぎたこともあったのですが、みんなでこの大会に出場して賞までいただくことが出来て、すごい嬉しかったし感謝です。ありがとう。
保護者には、こんなにも部活を一生懸命できたのは、保護者の支えがあったからこそ。私の高校生活の青春を作る手伝いをしてくれて本当にありがとうと伝えたいです。本人を目の前するとこんなこと恥ずかしくて言えないですけどね…(笑)
【南海放送賞】愛媛県立三島高等学校 保護者
―会場で生でご覧になっていかがでしたか?
子どもたちみんながすごく一生懸命、書に対してもパフォーマンスに対しても取り組んでいることがすごく伝わってきて感動しました。頑張ってきたことが結果として南海放送賞の受賞という形で残ったことも、3年間よく頑張ってきたんだなと思いました。優勝を目指していた分、嬉しさよりも悔しさの方が正直あるんじゃないかなと思ったんです。ですが、演技の最後も賞状授与の時にも満面の笑みがみられて、親としては笑顔で終われたことは嬉しく思いました。あ~泣いちゃう(笑)
―お母さんの涙につられそうです…。娘さんは小さい頃から書道をされていたんですか?
いえ、入部するまで全く書というものに関わったことがなくて、突然1年生の時に自分で決めて入部したんです。正直心配はあったんですけど、周りの先生方や友達とかにも支えてもらいながら、3年間続けて来られたんじゃないかなと思います。
―そうだったんですね!帰ってから何と声をかけてあげたいですか?
まずは、お疲れ様って伝えたいですね。毎日部活で帰りが遅かったですし、本番に向けてずっと気持ちが張りつめていた部分もあったと思うので、ゆっくりさせてあげたいです。本人がすごく頑張っていることは伝わっていたので、親としては本人が思い切り最後まで思い残すことなく最後まで出来たらいいかなっていうのがあったので、無事終わって良かった!今まで本当にお疲れ様!と。今までの頑張りを労わってあげたいです。
【青柳美扇賞】兵庫県立須磨東高等学校 指導者
―青柳美扇賞を受賞されたお気持ちを聞かせてください!
もうとっても嬉しいですし、子どもたちすごく頑張ったなと思います。ほんと自慢の部員たちです!
―これまでの練習でどのように選手を支えてこられたんですか?
いやいや、私は本当に何も…。ちょっとこうしたら?っていうくらいで、本当に部員たちが頑張った成果です。あとは、一週間前にリハーサルをした時に、OBOGや保護者の方が来てくださって、客観的にアドバイスをもらって。そこから一段と変わっていって今回の作品やパフォーマンスが出来上がりました。あとは、出場できない部員もいっぱいいて、その子たちがクオリティの高い大道具や小道具を作ってくれて、全員で作ったパフォーマンスだと思います。
―受賞した選手たちに何と声をかけてあげたいですか?
本当におめでとうという言葉以外見つからないですね…。誇らしい気持ちでいっぱいです。しんどいときも皆で励ましあって、「しんどいときこそ笑顔!」と言って練習に励んでいました。くじけそうな時もあったんですけど、ミーティングでみんなで意見を出し合って、細かい所まで修正して本当に頑張っていたんです。演技中に神様のお告げの部分があるんですけど、その言葉がそのまま子どもたちに伝わってほしい一番大事な部分であると思っています。
【取材風景】