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【青柳美扇さん】SHiPs広報班がインタビュー!!

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記事ID:0042380 更新日:2024年5月22日更新

【青柳美扇さん】SHiPs広報班が取材しました!

 こんにちは!第17回大会高校生運営チームSHiPs(シップス)広報班です。
 私たち広報班は、大会の様子を伝えるHP記事や、大会結果を伝える『熱演書道P甲子園』の作成を目標に、取材経験を重ねているところです。
 記念すべき取材記事第1号は、令和6年4月1日(月曜日)に行った大会アンバサダー委嘱式後、青柳美扇さんへインタビューをさせてただきました!!
 とても緊張しましたが、沢山貴重なお話を聞かせていただき、後半はリラックスして臨むことができました。
 ぜひ最後までご覧ください!

 

大会アンバサダー 青柳 美扇 さん

【高校生】
 今日はよろしくお願いします!
 さっそくですが、3年連続でアンバサダーに選ばれてどうでしたか?

【青柳美扇さん】
 とても嬉しいです!また選ばれたいな~と思っていました!(笑)
 1年目は嬉しくて、何事にもがむしゃらに取り組んでいました。2年目は大会関係者の方とコミュニケーションをとって裏方のお仕事ことも少しずつわかってきて。3年目はもう一歩運営側に踏み込むことで、もっともっと書道パフォーマンス甲子園を広めていきたいです!

 

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【高校生】
 書道パフォーマンス甲子園でも、海外の作品でも構わないのですが、これまで見てきた中で一番刺激を受けた作品などあれば教えてください!

【青柳美扇さん】
 書道パフォーマンス甲子園で特別審査員として生で沢山の演技・作品を見てきたなかでは、昨年の第16回大会優勝校の作品は、すべてを削ぎ落としていたものだったのですごく 刺激を受けました。
 海外アーティストの現代アートやインスタレーション作品からも刺激を受けますね。作品作りにおいていろんなものを見ることを大事にしています。

【高校生】
 作品を見るときに注目してみているポイントはありますか?

【青柳美扇さん】
  書道パフォーマンス甲子園では、筆がしっかり立っているか、筆の使い方や返し方など筆先を見ています。あとは、『魅せる』演技で観客をどれだけ引き込めるかも大事なポイントですね! 


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​【高校生】
 美扇さんは、いつ頃から書道パフォーマンスに関わる仕事をしたいと思ったんですか?

【青柳美扇さん】
 幼稚園の頃から書を習い始めて、小学校の高学年の頃になると自分でも"結構上手やな"と思ってて(笑)
 中学校になると幼稚園の子たちにお手伝いで習字を教えていたので、「将来は習字の先生をやるんやろな~」となんとなく思っていたんです。
 大学の書道部を盛り上げるため、外に向けた活動をしたいと思ったのは、大学で書道パフ ォーマンスを始めてからだから‥19歳のとき!今のみんなと同じくらいの時です。


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​【高校生】
 わ~ほんとですね!日頃、家でどのぐらい書道の練習をされているんですか?

【青柳美扇さん】
 お仕事や出張がない時は、家の近くのアトリエに朝から居て、夜寝る時までそこにいます。
 だから、沢山書くときは500文字とか何百枚みたいな感じで練習していますね。

【高校生】
  朝から夜まで!すごい‥! 書道用の道具はどこで買っていますか?こだわりとかあればお聞きしたいです!

【青柳美扇さん】
 普段使っている筆、紙、墨などは、10代の時からお世話になっている書道用品店で買っています。
 他には、出張でいろんな所に行った時にその土地のものをよく買っています。 あとは、筆は先生に頂いたり、墨はおじいちゃんおばあちゃんたちから古くていい墨が貰 えたりするのでコレクションしています(笑)
 筆は毛の長い物をよく使うので好んで集めていますね!

【高校生】
 書いていてワクワクする字はありますか?

【青柳美扇さん】
 ん~ポジティブな字ですかね!例えば今回四国中央市発足20周年記念イベントで揮毫し た『感謝』など、見ていて明るくなる字は書く時も楽しいです。 また、初めて書く漢字や、初めて組み合わせた言葉の時もワクワクします。画数が多いものや難しい漢字も、練習をすることでワクワクする字になるかな。


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​【高校生】
 美扇さんは国立競技場でも書道パフォーマンスをされましたが、サッカー場で文字を書 くとなると、芝生ですよね?グラグラしませんでしたか?

【青柳美扇さん】
 するする!(笑)長い芝だったのでとてもグラグラしました。
 不安定な場所では書くとき にふらつかないように足の筋肉が必要です。細かい演出があって、秒単位で動きを合わせることも必要だったので、1ヶ月くらい何回も練習して身体に動きを覚えさせて本番に臨みました。

 

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​【高校生】
 すごく変な質問になってしまうんですが‥、書道パフォーマンスをする中で、墨を沢山使うと思います。もちろん衣装や服に付いてしまうこともあると思うのですが、墨が1番落ちる洗剤ってあるんですか?

【青柳美扇さん】
 う~ん、ないな!(笑)もう付いたまま。諦めるしかない!(笑)
 もちろん汚れてもいい服ですることもあるけど、衣装で演技する時、例えば今日(アンバサダー任命を記念したパフォーマンス)みたいなときはアクリル塗料を使うので、これは1回ついたら絶対にとれないので、ついたら終わりです。(笑)

【高校生】
 え!ってことは、衣装は演技の度に変えているんですか?

【青柳美扇さん】
 そう。汚れたら変えています。

【高校生】
 え~!!もちろんお気に入りの衣装が汚れることも…?

【青柳美扇さん】
 あるある!汚れてもいいように同じものをいくつも買います。例えば、気に入っている白の着物だと、5着ほど持っていて、減る度に足しています。下の袴は汚れることが多いのでその都度変えていますね。

【高校生】
 衣装はすべて自腹ですか…?

【青柳美扇さん】
 もちろん!(笑)書道パフォーマンスは『魅せるお仕事』。学生の時は、袴に絵の具や墨が付いても「これも勲章や!」と思っていました。(笑)プロとして活動するようになってからはステージに立たせていただくので、正装してきちんと綺麗な着物を着るようにしています。


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【高校生】
 着物以外でパフォーマンスをすることもありますか?

【青柳美扇さん】
 海外でパフォーマンスをする時は、着物ドレスや甲冑を着ることもあります。甲冑は着物よりも重く、軽量化されているとはいっても5kg弱くらい…。「日本らしいカッコイイパフォーマンス」という希望があった時に着ています。

【高校生】
 うわ~ぜひ甲冑姿のパフォーマンスも観てみたいです!
 では最後に、大会を通して多くの方に伝えたいメッセージをお願いします!

【青柳美扇さん】 
 大会アンバサダーとして活動する中で、大会がたくさんの人の力で成り立っていることを実感し、大会の素晴らしさをより感じました。この大会は高校生の夢で、青春やキラキラしたものだけでなく、たくさんの涙もありますが、甲子園という名前にふさわしい素晴らしい大会なので、たくさんの人に応援して見守っていただきたいです。
 そして、これから世界へ羽ばたいていくことを期待して、アンバサダーとして出来ることをこれからも取り組んでいきたいと思います!!

 

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青柳美扇さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!!