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星高製紙株式会社

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記事ID:0043137 更新日:2021年7月1日更新

 昭和12年に手漉き和紙製造業として創業。現在の代表である星川幸久氏は創業者・星川高太郎から数えて四代目にあたり、二代目となる祖父の代に機械漉きでの製造工程を導入した。当初は書道用紙専門で製造を手掛けていたが、現在は​奉書紙や書道用紙ほか、様々な和紙製品を中心に製造を行う。社会情勢を鑑みた抗菌和紙の開発や全社を挙げての環境に対する施策など、時代・ニーズに応じてこだわりを持った柔軟な挑戦を続けている。

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書道に携わる大勢の人々と 紙を取り巻く時代・環境に 思いを馳せつつ製造を続けて

 製造する書道用紙は主に書道初心者~中級者向けのもの。製品は全国の書道用具店や文具店など専門店へ卸されることも多く、「書道にある程度造詣の深い販売店の方々の目に長年育てられてきた」と星川氏は語る。紙自体の書き味や品質はそのままに、流通先や商品販売形態は時代に沿ったシフトチェンジも行う。すべてはこれからも書道を続ける人々にとって、手に取りやすい半紙であるために。

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自然を活用する製造業として環境を考える

 また紙を製造する立場として、使い終わった紙を資源として自社で扱う取り組みも独自で行う。自社で出た廃棄紙資源をリサイクルして再度自社内で使用するほか、広島市と提携して広島平和記念公園に贈られてきた千羽鶴を再生利用し、社内の名刺やノベルティなどに有効活用する「折鶴再生プロジェクト」にも参加。過去と現在、未来の「紙を取り巻く環境」にも思いを馳せつつ製紙業に携わる。

 


おすすめ書道半紙:吉野

 書道教室に通う生徒の練習用などでよく用いられる書道用紙。全国の小売店・量販店で小ロットから取り扱われているほか、各種ECサイトでも通販購入が可能となっている。半紙の裏の墨抜けは力の入れ具合の練習成果を判断する一つの基準ともなるため、墨の入りの安定感には特に気を配っているそう。

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手書きで文字を書く良さ、その継続と発信をこれからも

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代表取締役・星川幸久さん

 昔は筆で字を書くことが人々にとって主なやりとりの手段でしたが、時代は変わり鉛筆やシャープペンシルによる手書きから、今ではPcやスマホで文字を打つだけでコミュニケーションが取れるようになりました。手で文字を書くより早くて便利な手段が当たり前になりつつありますが、その中でもこうして書道に携わる人々の多くは、やはり「手書きで文字を書くことの良さ」に何らかの魅力を感じるからこそ続けているのだと思います。ぜひ今後もその良さや魅力を残すため、書道を続けていくと同時に書道パフォーマンスをはじめとした様々な形で、手書きの良さ、筆や墨で文字を書くことの良さや魅力を、積極的にどんどん発信してもらえると嬉しいですね。

 

会社:星高製紙株式会社
住所:〒799-0121 愛媛県四国中央市上分町1184−1
Tel:0896-58-4380
Fax:0896-58-0157

 

 

 

 


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