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第14回大会 開会式
オープニング
2年振りの大会となるオープニングは、サカナクションさんのワンダーランドにのせてスポットライトの演出で始まりました。
入場
例年は選手全員で入場行進を行っていましたが、今回は部長のみとし、各学校を映像で紹介しました。
歓迎の挨拶
歓迎の挨拶は、昨年の12月から高校生企画員として活動している三島高校3年生の錦田さん、石川さん、守屋さんの3名が行いました。
優勝旗返還(第12回大会優勝:松本蟻ヶ崎高校)
選手宣誓(創価高校 野田部長)
選手宣誓全文
なぜ。
なぜ、私たちはこんなにもコロナで苦しまないといけないのでしょうか。
私の通う創価高校は、国が出した緊急事態宣言などの様々な要請に応じ、リアルでの部活動を全面休止しました。
私たち書道部も思うように活動できない、暗闇の日々が長く続きました。
昨年度は、尊敬する大好きな先輩方と目指してきた本戦出場という、大きな目標に挑むチャンスも失われました。
やり場のない悔しさ。
そして、来年は自分たちだけの力で、出場を勝ち取らなければいけないという大きなプレッシャーも感じていました。
それらに加え、この1学期のほとんどがオンライン授業で部活どころではありませんでした。
例年通りの引き継ぎができないこと。
同期・後輩との連携が取りづらい環境に追い込まれたこと。
その中で、部員一人ひとりが孤独を感じ、先の見えない状況に、誰もが不安を隠しきれずにいました。
そんな中でも私たちに対して励ましを送り続けてくださった、顧問の先生。誰よりも私たちの力を信じてくださった先輩方。そして、小さな心の変化にもいち早く気付いてくれた家族。そうした周りの方々の支えのおかげで、今、私たちは、この舞台に立つことができています。
もちろん、目の前の現実から逃げ出したくなったことは沢山あります。
なぜ今このタイミングで、こんな世界になってしまったのか、と一人で考えてしまったり、すべてを前向きに捉えられたわけではありません。さらに、追い打ちをかけるような東京都だけの緊急事態宣言。私たちの保護者もこの会場に来ることができなくなりました。
しかし、それでも諦めきれなかった本戦出場の夢を、こうして叶えることができて、本当に嬉しいです。
この場をお借りして、厳しい状況下にも関わらず、大会の開催実現に向けて、今日まで準備を進めてくださった大会関係者やボランティアの方々に心から御礼申し上げます。
「闇が深ければ深いほど、暁は近い」はずです。ここに集った私たちは、いかなる嵐にも絶対に負けません。私は今日、ここに集った全国の仲間と共に、手を取り合って、宣誓したいと思います。
宣誓
私たち選手一同は、今日、この場にいない81校の思いも背負い、演技を見てくださる方々、そして、全世界の人々に、勇気と希望の光を贈る、最高の書道パフォーマンスをお届けすることを誓います。
創価高等学校 書道部部長 野田明佳里