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若い世代からの健康づくり~プレコンセプションケア~

3 すべての人に健康と福祉を
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記事ID:0040589 更新日:2024年3月21日更新

プレコンセプションケアとは

「プレコンセプションケア」とは、若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うことです。「プレ」は、"~の前の”、「コンセプション(Conception)」は"受胎・妊娠”という意味で、次世代を担う子どもの健康にもつながるとして、近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。

なぜ今プレコンセプションケアなの?
今は妊娠や結婚を考えていなくても、プレコンセプションケアを実施することで今の自分がもっと健康になって、人生100年時代の満ち足りた自分(well-being)の実現につながります。
※国立成育医療研究センターホームページ「プレコンセプションケアセンター」より引用

プレコンセプションケア・チェックシート

​​まずはチェックシートを活用し、現在の自分の健康状態について振り返ってみましょう。
「プレコン・チェックシート」(国立成育医療研究センターホームページ)<外部リンク>
プレコンセプションケア・チェックシートには女性用、男性用があります。
自らの健康のためにできることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。

​<女性版 チェックシート>
プレコンチェックシート(女性用)

<男性版 チェックシート>
プレコンチェックシート(男性用)

※国立成育医療研究センターホームページ「プレコンセプションケアセンター」より引用​

プレコンセプションケアを実践してみましょう

「健康でいるための生活習慣」をご紹介いたします。今日からできることを始めてみませんか。

適正体重を維持しましょう

BMI(Body Mass Index)が22となる体重が、統計的に見て一番病気にかかりにくい体格であると言われており、これを適正体重と呼びます。BMIを計算して、今の体重を評価してみましょう。
BMI=体重(kg)÷{ 身長(m)×身長(m)} 

20歳代の女性の5人に1人がやせ(BMI18.5未満)と言われています。栄養不足による若い女性のやせは、貧血や将来の骨粗しょう症の原因だけでなく、低出生体重児等、将来の赤ちゃんの健康にもかかわります。
一方で、栄養過多や太りすぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。健康を保つためには、やせすぎも太りすぎも良くありません。バランスのよい食事で適正体重を維持しましょう。

​栄養バランスを整えましょう食事キャラクター「ライスちゃん」

普段の食事に主食・主菜・副菜はそろっていますか? 食事の量を極端に減らしたり、偏った食事は貧血や肌荒れなどの原因になります。毎回の食事で主食・主菜・副菜がそろうように意識して食べるとバランスが良くなります。 

女性に特に意識してほしい「葉酸」

葉酸は赤血球の生産を助けるビタミンで、男女とも必要な栄養素です。生まれてくる子どもの先天的な神経管閉鎖障害の予防、妊娠期の貧血や妊娠高血圧症候群の予防につながります。厚生労働省は、妊娠の少なくとも1か月以上前から妊娠12週までの摂取を推奨しています。女性は日頃から葉酸を意識して摂取しましょう。
​1日の食事の内容や量については、食事バランスガイドを参考にしましょう。
​「食品バランスガイドについて」(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>

適度に運動しましょう運動キャラクター「アレイくん」

便利な世の中になったことで、交通手段が充実し、日々意識的に運動を取り入れないと、運動不足・筋力低下につながります。1週間当たりの運動量は「150分ほど」が目安です。適度な運動は、生活習慣の予防だけでなく、ストレス解消や女性に多い「冷え」の改善につながります。普段運動をする習慣がない方は、今より毎日10分長く歩いたり、早く歩く、またお家筋トレやヨガなどで身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。

禁煙する・受動喫煙を避ける禁煙キャラクター「タバゴン」

たばこはがん・心臓病をはじめ沢山の病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子になるなど、広い範囲に影響を及ぼすため、身近な人にも、禁煙をお願いしましょう。
​詳しい情報については、下記の厚生労働省のホームページでご確認ください。
​「なくそう!望まない受動喫煙。」(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>

アルコールは適量に飲酒キャラクター「「てきどちゃん」

厚生労働省「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均の純アルコールで20g程度です。しかし、女性は男性に比べてアルコールのダメージを受けやすい傾向があるので、妊娠前から1日当たり純アルコール10g以下に控えましょう。純アルコール10g分とは、アルコール度数5%のビールなら250ml、ワインなら100ml程度です。

ストレスと上手につき合おう心キャラクター「ハートちゃん」

ストレスをためすぎると、心身の不調や病気に繋がってしまいます。まずは、自分自身のストレスに気づくこと。そして、ストレスと上手に付き合うため、自分に合ったコントロール方法を身につけることが大切です。
ストレスが強く、心身に不調を感じる時には、早めに専門の医療機関等へ受診し、相談することをお勧めします。
また、保健センターでは、ご自身やご家族の身体と心の健康について相談したり、臨床心理士等による心理カウンセリングを受けることができます。
​「からだとこころの健康相談」(四国中央市ホームページ)
「心理カウンセリング」(四国中央市ホームページ)​

若い時から健康診断を受け、病気の治療は早めに開始を

生活習慣病やがんは早期発見・早期治療が大切です。健康診断やがん検診を受診するなど、定期的な健康チェックを習慣にしましょう。
四国中央市で実施している健康診断やがん検診については、下記ホームページをご覧ください。
​「総合健診について」(四国中央市ホームページ)
「個別検診について」(四国中央市ホームページ)

知っておきたい「感染症」のこと 

性感染症

今、若い人の間で性感染症が増えています。特に、「梅毒」は、20~40代男性と20代女性の患者数が急増しています。性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
感染のリスクを感じたり、気になる症状がある方は検査を受けて早期に発見し、治療を行うことが重要です。パートナーがいる場合は、お互いに感染し合うことがないよう、パートナー間で予防・治療に取り組むことが大切です。

その他の感染症

風疹、麻疹、水痘(みずぼうそう)など、性感染症以外にも妊娠中にかかると赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。日頃から、手洗いやうがいなどの感染予防に努めるとともに、ワクチンで予防できるものもあるため、妊娠を考える前にパートナーや家族も含め、必要なワクチンは接種するようにしましょう。
※ご自身の予防接種履歴は、母子(親子)健康手帳で確認できます。接種記録を確認してみましょう。

年齢と妊娠率の関係を知り、人生をデザインしてみましょう

妊娠・出産には適切な時期があり、また、健康であることも大切です。若いうちから正しい知識を得て、自分のライフプランに適した健康管理を意識した生活を送ることで、望む人には将来の健やかな妊娠・出産につながり、次世代の子どもの健康の可能性を広げます。
​加えて、歳を重ねてからの妊娠はお母さんと赤ちゃんの健康リスクが高くなり、産後は育児と親の介護が重なる可能性も生じます。ライフプランを立てるときは、キャリアプランだけでなく、これらのことも考慮しましょう。
妊娠・出産、育児、介護、転職など人生にはたくさんの転機があります。パートナーとしっかり話し合い、ライフプランを立てることが大切です。

女性のからだのこと

卵子のもとになる細胞は、女性が生まれる前、母親のお腹の中にいる時に最も多く作られており、その数は700万個。しかし、その後は新たに作られることはありません。年齢を重ねるとともに卵子の数は減っていき、卵子の老化が起こることも分かっています。

卵子の数の年次変化

男性のからだのこと

精子は思春期以降、新しく作られ続けます。女性よりゆるやかですが、年齢を重ねるとともに、数が減少したり、運動率や質が低下したり、遺伝子異常も起こりやすくなることが分かっています。

不妊症・不育症治療に関する支援

令和4年4月1日から不妊治療が保険適用になりましたが、近年の結婚年齢、妊娠・出産年齢の上昇に伴い、不妊に悩む方や不妊治療を受ける方が増えています。本市でも、治療を受けられたご夫婦の心理的・経済的負担の軽減し、妊娠・出産に関する支援の充実を図ることを目的として、令和5年度より不妊治療、不育症治療助成事業を開始しました。
詳細は以下のホームページをご覧ください。
「不妊治療への助成について」(四国中央市ホームページ)
「不育症治療への助成について」(四国中央市ホームページ)

プレコンノート

プレコンノートには、「プレコンセプションケア」を初めて聞いた方でも実践できるように、具体的な方法が掲載されています。

プレコンノートの使い方(動画)<外部リンク>

プレコンノート(A4) [PDFファイル/3.19MB]
プレコンノート(A3) [PDFファイル/2.2MB]

※国立成育医療研究センターホームページ「プレコンセプションケアセンター」より引用

もっと詳しくプレコンセプションケアを知りたい方へ

「プレコンセプションケアセンター」(国立成育医療研究センターホームページ)<外部リンク>

「健やか親子21」(こども家庭庁ホームページ)<外部リンク>

スマート保健相談室

SNSの普及等により性に関する様々な情報がある中、男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を促すプレコンセプションケアを推進するため、からだや性・妊娠などに関する正しい情報や相談窓口などを紹介する、若者向けの健康相談支援サイトが公開されました。
「スマート保健相談室」<外部リンク>

関連リンク

女性の健康推進室ヘルスケアラボ<外部リンク>
すべての女性の健康を支援するために厚生労働省の研究班が作成しています。

 

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