本文
10月4日、重要港湾三島川之江港の村松6号岸壁(村松町)に、日本が世界に誇る南極観測船「しらせ」が寄港しました。
「しらせ」は、海上自衛隊が運用する砕氷艦で、氷を砕きながら航行し、昭和基地へ観測隊員や物資を輸送したり、観測・研究支援を行ったりします。
今回寄港したのは、平成21年に就航した「二代目しらせ」で、三島川之江港に寄港したのは、平成元年の「初代しらせ」以来、35年ぶりです。
寄港を記念して、篠原市長から海上自衛隊砕氷艦「しらせ」の齋藤一城艦長に、水引細工の「宝船しらせ」が贈られました。
「本艦が海峡の狭い瀬戸内海を航行することは非常に珍しく、「2代目しらせ」が三島川之江港に入港するのは、今回が初めてです。
市民の皆さまには、今回の寄港を機に「しらせ」や海上自衛隊、南極観測事業について知っていただきたいです。
11月には、次の南極地域観測協力行動が始まります。昭和基地で「しらせ」を待つ隊員たちを迎えに行ってきます。」
10月5日と6日の2日間、「しらせ」が一般公開され、艦内の見学のほか、南極から持ち帰った氷や石が展示されました。
日本で唯一の砕氷艦を一目見ようと、寄港中は、全国から約12000人の「しらせ」ファンが三島川之江港を訪れました。
三島川之江港の重要性を再発見させてくれた「しらせ」は7日、隊員の家族やファンに見送られ、三島川之江港を後にしました。